夢が勝手にかなう「気功」洗脳術 脳科学から見た「気功」の正体

苫米地英人【著】

• 内容紹介: //付属品～覚醒CD1枚付
• 販売会社／発売会社: マキノ出版
• 発売年月日: 2010/03/31
• JAN: 9784837671268

商品レビュー

2023/06/27

気功について著者独自の見解で書かれているため、伝統的な気功とはまた違う解説が付け加えられている。その解説が似非科学のようにもとれるので、こう言ってはなんだがトンデモ本の類とあまり変わらないと思われる｡
特に酸素濃度の話は致命的におかしいかと。

それでもこの本の考え方は私にとって有益だった。というのも私自身HSPの傾向があるので量子テレパシーとモーダルチャンネルというのは肌感覚でわかる。
単に"気"がどうのこうの言われるよりはよっぽど腹に落ちる。とはいえ苫米地本によくある反証不可能な推論なのだが……。

ところでここで一つ問題がでてくる。もし苫米地氏の推論が事実だとすると苫米地氏は本や講演を通じて他人のエネルギーを吸い取ってるということになる。もしそうであるなら、能力のある人間が自覚的にその行為を行っていることになるので気持ちが悪い。

また付録のCDなのだが、倍音と言っているものがハイパーソニックエフェクトのことなら、CDで再現するのは技術的に不可能なのでもう少し詳しい説明が欲しい。

2019/03/11

ホメオスタシス:常に平均にいようとする人間の心理的働き
「変性意識状態」をつくることが洗脳、自己啓発みたいなもの
→自分の理想とする状態で自分を洗脳するとそこにホメオスタシスが効くようになる
「臨場感」が大事

行功:歩いている状態を意識する、いまどこが接していてというのを全部細分化して意識する→釈迦は歩くために歩いた

亀息方:仙人は1日1回しか呼吸しない？呼吸減らすと寿命が延びる
→朝夜10分ぐらいやるといい
逆腹式呼吸の時は吐くとき副交感神経が刺激されリラックスできる

スコトーマ(盲点)を外すやり方を本として言ってる

2018/11/04

　苫米地 英人という人は単なるビッグマウスなのか、本人が自負しているような天才なのかよくわからない所があったが、この本は至極真っ当。というより、最早常識化している事柄をコンパクトに纏めてある。
　潜在意識に自分の願望を刷り込めば、それはやがて実現する。但し、刷り込みにあたっては、本気のイメージを想起できる力が必要となる。
　常に感覚を磨け。食事は黙って頂くものだという古くからの日本の教えは正しい。食事の時は自分が今宇宙の恵みたるエネルギーを摂取していると意識しながら食物を頂くのが正しい。
　日常生活でも、たとえば歩いている時には、足の動き腕の動き、そして空気を感じ取りながら歩かねばならない、と言う。
　ブルース・リーの名言とされる、Don't think, FEEL というのはそういう境地であったのだ、憑き物が落ちたように領解した。
　付録のＣＤの威力は未知数。