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夏への扉 ハヤカワ文庫SF1742
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2010/01/25 |
| JAN | 9784150117429 |
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夏への扉
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夏への扉
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商品レビュー
4.1
466件のお客様レビュー
普通に楽しいSF。普段本を読まない人や、SFにさほど興味のない人も楽しめる。気分的に、再読する気はしないけど、こういう楽しいSF好きよー。
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※このレビューにはネタバレを含みます
猫好きによる猫好きのためのSF作品なので、猫好きの方はぶっ刺さるかと思います。 その当の猫ちゃんであるピートは、作中でかなり重要な役割であると感じました。 まず、時間旅行の不可逆性(未来から過去へは比較的簡単に行けるが、その逆は難しいこと)と、人間と猫との間の一方通行な関係とがリンクしているように思います。主人公ダンはピートの意図を"解釈"することはできるので、ある程度ピートの望み通りに動くことができるが、ピートはもちろん猫なので人間の意図など介せずに好きなように行動する。そのピートに振り回されるダンは時間の狭間でも振り回されて、と常に忙しない演出に一役買っているかと思います。 そして、本来であれば恐らくループものにできたはずであろう物語を、ピートの存在がめでたしめでたし、というようにまとめているかとも思います。 ダンは色々と未練があって過去に戻りましたが、その最たる目的であるピートにもう一度会うためにすべての行動をしていきます。結果、ピートに会えたことでその後の未来は非常に明るいものとなります。あそこでピートに会えていなかったら、もう一度過去に戻って会えるまでループしていたかと思えます。ピートが夏への扉を見つけるまで諦めずにダンに扉を何度も開けさせるように。そうした意味では、ピートはダンを正しい時間軸に乗せるための錨のような存在であるとも言えるかと思います。
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※このレビューにはネタバレを含みます
親友と恋人に裏切られ、失意のドン底にある主人公ダンが再起していく姿が胸熱。 愛猫ピートの描写で「だが彼は、どんなにこれを繰り返そうと、夏への扉を探すのを、決して諦めようとはしなかった。」とあるように主人公も諦めず逆境の中で困難に挑戦していく。 序盤に張り巡らせた伏線が後半に一気に回収されるのもタイムトラベルものならではの爽快感。 リッキィが蘇生するシーンの「今日とかぎらず、彼女は蘇生の意志はまったくないー」「あなたがここに来られるまではね」はベタだけどメチャ好き。 個人的にはマイルズにももう少し痛い目にあって欲しかったと思う。 「そして未来は、いずれにせよ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりまさりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、器械で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ。」とあるように、未来の暗いディストピア描写が多いSF作品の中で、未来へのポジティブな期待に満ちている希望ある作品だと感じた。
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