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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/01/22 |
JAN | 9784043898039 |
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塩の街
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商品レビュー
3.9
1302件のお客様レビュー
荒唐無稽な設定だけど、シンプルゆえに妙に現実的な印象。その中で進行するいろんなドラマも様々に絡みあって楽しかった
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誰かを片側から思う時間は苦しくて楽しい。あの人はこちらを振り向いてくれるだろうか、笑ってくれるだろうか、自分をどう思っているだろうか、自分があの人を好きなように、あの人も自分を好きになってくれるだろうか。 「女っていうのは、元来男よりも度胸がよくて図太い生き物だよ。男は頭でしか考えられないけど、女は違う。男は理屈を越えられないけど女は越えちゃう。頭以外のどっかでね、理屈を追い越した先にある何かをしっかり掴んでるんだろうね」 きっと、最後の瞬間まで恋をしていた人たちはいっぱいいる。(中略) 好きな人を守りたくて、守り切ったらついでに世界も救っていた。きっとそんなものだったのだ、この世界が救われたのは。 正の声は由美を肯定して心地好い。 あたしたちは大丈夫。真奈ちゃん、あんたも。こんなときでも幸せになっていい。こんなときでも幸せになれる。
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個人的に有川浩といえば、胸がきゅんとしてあたたかくなる恋愛ものを描くのがうまいイメージだったけれど、あらすじを見てSFなんだと驚いた。恥ずかしながら本作がデビュー作であることすら知らなかった。ちょうどSF小説を読んでみたい欲が湧きだしたころで、ワクワクしながら読みはじめた。が、やっぱりちゃんと恋愛ものだった。それも恋愛要素多め。勝手ながらちょっと、期待とのギャップにがっかり。スケールの大きい話に思えたが、実際描かれるのは主に真奈と秋庭の二人の世界で、どこまでいっても誰かの恋愛の話だった。 とはいえ、印象的で好きだった部分は一番初めに出てくる青年と塩になった彼女の話。愛に優劣をつけるのもなんだが、一番綺麗な愛の形だと思った。小説らしくて美しい。それから物語は真奈と秋庭の話へと移るが、作中主語がなだらかに変わっていくのが不思議な感覚で面白かったな。 本編は秋庭が無事突撃から帰ってきて終わるが、えらくあっさりしたラストシーンに物足りなく感じる。設定を面白く感じた分、科学的な見地からももっと描かれていれば物語に深みが出たのでは、とまったくの素人がほざきたくなった。メインテーマはそこではないというだけのことか。 今読み返すと拙い、と作者があとがきで語っているが、拙さゆえなのか、単純に好みではなかった、あるいは私の読む時期が違っただけなのかは分からない。大人に向けたライトノベルだともあったようにとても読みやすい作品ではあった。
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