塩の街 の商品レビュー
SF。かと思いきや、大恋愛小説。 でも好感が持てるのが、読者サービス的な無駄な性的シーンがないところ。久しぶりに、ちょっとドキドキする素敵な描写でした。 塩害。 無機質な状況だけに、海自物語よりも嫌悪感を持たずに読み進められた。 なんか、素敵な恋愛だな。こんなに人を愛するなんてあ...
SF。かと思いきや、大恋愛小説。 でも好感が持てるのが、読者サービス的な無駄な性的シーンがないところ。久しぶりに、ちょっとドキドキする素敵な描写でした。 塩害。 無機質な状況だけに、海自物語よりも嫌悪感を持たずに読み進められた。 なんか、素敵な恋愛だな。こんなに人を愛するなんてあるんだな。文字通り、自分の命よりも大切な存在。 人の性格の設定や表現が考え抜かれていて、よく伝わる。好きな本。
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塩害の中で育まれる愛の美しさに心打たれた。 人の想いってなんでこうも素敵なんだろう。 窮地に立たされないと生まれない感情でも登場人物達にとっては本物の気持ちで、読んでいる人も魅了されてしまうほど美しいものだった。 本当に素敵で何度も涙した。
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互いに決して埋まることのない歳の差はあれど、その人を好きになったのには、何か理由がある。 気付いたときには無くてはならない存在になり、相手が先に死んでしまい、この世界に取り残されることが怖くなる。 そこには世界を救うなんて高尚な想いはなく、ただ愛する人がただ生きていてほしい、愛す...
互いに決して埋まることのない歳の差はあれど、その人を好きになったのには、何か理由がある。 気付いたときには無くてはならない存在になり、相手が先に死んでしまい、この世界に取り残されることが怖くなる。 そこには世界を救うなんて高尚な想いはなく、ただ愛する人がただ生きていてほしい、愛する人に再び会いたいという純粋な想いが秋庭さんを突き動かす。 塩害とコロナは置き換えてみてみると、SFでもなく、少しリアリティがでてきますかね。 後悔先にたたず。想いは伝えたいときに伝えるべきですね。
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コロナのパンデミック後の今読むからこそ また同様のパンデミック下を想像できた ただ10歳差の恋愛や 男女間のあれこれはちょっと受け入れにくかった
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SFと恋愛って感想が多かったけど、私にとってはあんまりそうは見えず。 これを書いた時は、きっとコロナ禍を経て世界がすごく変わること、想像もしてなかったんだろうなぁ、と思ったり。ただ似たような未曾有の何かに立ち向かう小説って多いから、自分が渦中にいたから覚えてるだけでそれぞれの時代の人がその時代ごとの大きななにかを思って書いているんだろうな。 自分がコロナ禍に看護師として働く上で、やっぱり耐え難いとか酷すぎる別れっていうのは本当にいくつもあって、面会制限もそうだし、コロナがなかったら死ななかったであろう人も、最後の瞬間に医療者しかそばにいれない事も、死んでもなお時間がたたなきゃ会わせてもあげられないことも、やっぱり重なっちゃうなぁと思った。だから私にとってはSFってよりはほぼ現実。原因がわからない、未知って本当に怖い。本当にこの防具でウイルス防げてるのかな、私は一人暮らしだからいいけど、家族がいる人、家に疾患持ちの家族がいる人、まだ小さい子供がいる人、みたいに守るべきものがある人はほんとうに怖かっただろうなって。自分に何も無かったから、まぁ実家に帰って家族に会えないのも、少し具合が悪い時にもしかしたらって怖いのも、自分が媒介して間接的に患者に移してるかもしれないって怖いのもそりゃあったけど、やっぱり独り身ってすごく楽しいと同時にすごく自由で。こんな風に愛だけで好きな人じゃなくて世界も救えちゃうの、普通にヤバすぎる。そして守るべきものがあるって、本当に人を強くさせるんだな、、、 短編で出てきた人それぞれにフォーカス当たって、読んだあともそれぞれの背景とかが色濃くなってよかったしわ一人一人が大好きになれちゃうの、すごくいい。 コロナ禍の前にも読みたかった、、、
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帰ってきた積読消化シリーズ。 その17冊目。 (・へ・)テヤンデイッ! オマチドー!! ある日世界中に白い隕石が降りましたとさ。 それから人が塩の塊になって死ぬ奇病が大発生しましたー。 って世界。 さながら世紀末。 電車は動いてないし、店は略奪され、食料は配給。 隙あらば...
帰ってきた積読消化シリーズ。 その17冊目。 (・へ・)テヤンデイッ! オマチドー!! ある日世界中に白い隕石が降りましたとさ。 それから人が塩の塊になって死ぬ奇病が大発生しましたー。 って世界。 さながら世紀末。 電車は動いてないし、店は略奪され、食料は配給。 隙あらばおまえはもう死んでいると呟いて秘孔なるものを突いてくる革ジャンホワ〜アタタタタッ兄ちゃんもいなければ、それに突かれて「あべし」と奇声を上げて爆発するお行儀の悪いファンキーモヒカンバイク野郎たちもいないけど、とにかく世紀末くさい。 そんな設定での愛だの恋だの物語。 (ノಠ益ಠ)ノ ムズカユイワァーッ!! 著者のデビュー作ですね〜。 電撃小説大賞受賞作。 なので少年少女向けを意識して書かれたのかも知れない。 当然の如く偏屈王たる俺には刺さらず。 (ò_óˇ) フッ! オレサマノヒコウハソコデハナイワー!! ファンの方には低評価スマン(_ _) まあ、いつものことだ。許せ。
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突如降ってきた塩の塊の影響で、世界中で人が塩になってしまう病気が蔓延する世界の話。 愛する女性を守るために世界を救いに行く自衛官と、そんなことしなくて良いし世界が滅んでも良いから無事でいて欲しいと願う女子高生の話。 男は、女は、といったステレオタイプでも良く語られているやつ。 子供扱いされたくない女の子の心情、年下のパートナーと恋愛をする時の、年の差ゆえに自分が置いていかれてる双方の感情、子どもだからこそ周りが見えていない状態からの、それに気づいていく過程の描写、失うものは何も無い合理主義でサイコパス味のある男性の心理描写、自分のことが結局大事だから他者に心無い言葉を浴びせてしまう、そんな自分に気づいて嫌気がさすという強い女性、などなど。繊細な心理描写が多くてそれも素敵だった。いろんな角度から色んな視点で地の文が書かれていて面白かった。
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塩害という見えないものにおびえる世界観はコロナ禍のことを思い出す。 滅亡に向かっていく世界で互いを思い合う秋葉と真奈の姿にグッとくる。
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有川ひろ『塩の街』読了 読んでいる間はこれがデビュー作だとは知らなかった! 登場人物の感情が細かく描かれている作品だなと思った。 物語の設定自体は現実離れしていて、「そんなことある?」と思ってしまう部分も正直あった。けれど、意図も簡単に、ほんの一瞬で世界は変わってしまうのだと考えると、その怖さや無力感には妙に納得がいった。もし自分の身に起きたら、と想像すると現実味が増して、ついのめり込んで読んでしまった。(3時間ぐらいで一気に読んじゃった) 特に印象に残っているのは、物語の冒頭で語られる、海を目指す青年のエピソード。一見すると感動的な話なのに、同時に「どうしようもない女だな!」と思ってしまう自分もいて、その感情が不思議だった。でも、それでもなお彼女のために命をかけられるほどの想いを持てることに、人間ってすごいなとも感じた。 読み終えたあと、自分が何かを選んだり動いたりするとき、その“きっかけ”は何なんだろうと考えさせられた。極限の状況でこそ見えてくる感情や行動の理由が、この物語には詰まっていたように思う。 ★印象に残ったフレーズ ・でも、ホントに俺たち結構幸せだから。こんなことでもなかったら俺たち自分の気持ちに気づかなかった。こんなことになっても、気持ちが通じないままで別々の道を歩くより幸せだったって、負け惜しみじゃなくてそう思えるんだ。わがままかもしれないけど、身勝手かもしれないけど--俺たちが恋人同士になるために世界はこんな異変を起こしたんじゃないかって、そう思うんだよ。 ・世界とか、救ってみたくない? ・だが、少なくとも自分が手を伸ばす自由はある。手は動くのだ、自分が伸ばそうとさえ思えば。たとえ、それが届かなくても。
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読んだのは何年も前だけど記録として。 ありえない設定なのに、現実のように感じるくらいのめり込んだ記憶があります。
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