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保健室登校 角川ホラー文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2009/12/24 |
JAN | 9784043901029 |
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保健室登校
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商品レビュー
3
14件のお客様レビュー
起こってる出来事は荒唐無稽なスプラッタなんだけど、そこに至るまでの学生たちの考え方や動きは妙にリアルというか。 普通の中学生が普通に思う「行事で仕切りたがるやつうぜー」とか「運動神経鈍いやつ体育祭で邪魔」みたいな等身大の感情のままネジが外れて人がバタバタ死んでいくのが、謎のリアリ...
起こってる出来事は荒唐無稽なスプラッタなんだけど、そこに至るまでの学生たちの考え方や動きは妙にリアルというか。 普通の中学生が普通に思う「行事で仕切りたがるやつうぜー」とか「運動神経鈍いやつ体育祭で邪魔」みたいな等身大の感情のままネジが外れて人がバタバタ死んでいくのが、謎のリアリティがあって奇妙な読み味でした。 文体はクセつよというかブロークンというか、まぁ言ってしまえば「悪文」の類ではあるんだけど、そこが却って中学生のリアルな脳内垂れ流しみたいな感じで嫌なリアリティをかき立ててる。わざとなのか天然なのか……
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『紗央里ちゃんの家』よりの基本路線は同じで、趣味の悪いグロテスクな出来事をまるで日常茶飯事かのように淡々とこなす登場人物たち、明らかに筆が乗りすぎているグロテスク描写、ドロドロ崩壊してムンクの叫びみたいになる会話文など絶好調で、ただ本作に至ってその露悪趣味が突き抜けてメータ振り切...
『紗央里ちゃんの家』よりの基本路線は同じで、趣味の悪いグロテスクな出来事をまるで日常茶飯事かのように淡々とこなす登場人物たち、明らかに筆が乗りすぎているグロテスク描写、ドロドロ崩壊してムンクの叫びみたいになる会話文など絶好調で、ただ本作に至ってその露悪趣味が突き抜けてメータ振り切り1周回ってむしろリアルじゃね?と思えてきてなんか良い感じだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
転校してきた専子は明らかに歓迎されていないと感じていた。初日に椅子に危険物を仕込まれ、教室にはいれてもらえず、クラスの勝ち気な女子には凄まれた。クラス全体から拒絶され、途方にくれる専子は鬱々とした日々を送る……。 *** 読みながら再三再四頭がおかしくなりそうといい続けた本がこちら。私は、読み終えたあと、思い返してみても頭痛とともに頭がおかしくなりそうな本だったと言うことが一番最初に思い出される。 他の作者にはない、かなり独特な世界観と、まともでない倫理観で展開される、グロとぶっ飛んでいる日常。青春期独特のナイーブな問題も描かれていたが、そんなのもはやどうでもいいと蹴散らさんばかりの展開に驚きを隠しきれない。 読みながら始終、うう、うう。と唸りながら読んだ。登場人物の多くが本当に頭がどうかしていてまともじゃない。特に先生達がおかしい。 一番最初に読んだ「クラス旅行」も最初からぶっ飛ばす話だなと思ったが、そんなの序の口だった。続く血まみれ運動会も凄まじかったし、期末試験もだいぶだった。 個人的には期末試験が一番どうかしてたと思う。倫理観なんて最初からなかったん……。 いつもなら読みながら色々考えつつ、進めていくのだが、これは深く考えて読んではいけない1冊であると思う。とにかく現代の常識なんか全部かなぐり捨てるし、役に立たない。考えるな感じろ。とはこの事か? どうかしているとか、頭おかしくなるとかさんざんいっているが、結構、お気に入りの1冊となっている。ただ、夜寝る前に読むと夢見が悪くなりそう。 1話読みきるのに結構体力を使うので、読まれる際はお覚悟を。 (読点が文章無いにほとんど無いので、その辺が読みにくくて体力を消耗している可能性も大)
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