保健室登校 の商品レビュー
なんなんだこの本は。そして作家は。 国語の先生が読んだら 顔を真っ赤にして書き直しを命じるような、 独特という言葉では言い表せない 支離滅裂な文体。 支離滅裂でも内容が面白ければいいが、 唐突に宇宙人やらテレコムさんやら 筆者の単なる思いつきのような事象が挟み込まれ、不条理さ・...
なんなんだこの本は。そして作家は。 国語の先生が読んだら 顔を真っ赤にして書き直しを命じるような、 独特という言葉では言い表せない 支離滅裂な文体。 支離滅裂でも内容が面白ければいいが、 唐突に宇宙人やらテレコムさんやら 筆者の単なる思いつきのような事象が挟み込まれ、不条理さ・意味不明さ・悪趣味さが際立つ。 「平日」の生徒たちの会話なんて、 頑張って読み下しても 頭ではまったく理解できないという 苦行のような読後感を味わうハメになる。 最後の「殺人合唱コン」は、 終盤で読むのを放棄した。 読んでも意味がないし、 そもそもこの物語に意味なんてない。 なんでも人と違ったこと書きゃいいってもんじゃないよなぁホント。 でもまぁこういう芸風なんだろうな。悪趣味芸。とても小説とは言えない。 プロットなんて書いてないだろう。
Posted by
起こってる出来事は荒唐無稽なスプラッタなんだけど、そこに至るまでの学生たちの考え方や動きは妙にリアルというか。 普通の中学生が普通に思う「行事で仕切りたがるやつうぜー」とか「運動神経鈍いやつ体育祭で邪魔」みたいな等身大の感情のままネジが外れて人がバタバタ死んでいくのが、謎のリアリ...
起こってる出来事は荒唐無稽なスプラッタなんだけど、そこに至るまでの学生たちの考え方や動きは妙にリアルというか。 普通の中学生が普通に思う「行事で仕切りたがるやつうぜー」とか「運動神経鈍いやつ体育祭で邪魔」みたいな等身大の感情のままネジが外れて人がバタバタ死んでいくのが、謎のリアリティがあって奇妙な読み味でした。 文体はクセつよというかブロークンというか、まぁ言ってしまえば「悪文」の類ではあるんだけど、そこが却って中学生のリアルな脳内垂れ流しみたいな感じで嫌なリアリティをかき立ててる。わざとなのか天然なのか……
Posted by
『紗央里ちゃんの家』よりの基本路線は同じで、趣味の悪いグロテスクな出来事をまるで日常茶飯事かのように淡々とこなす登場人物たち、明らかに筆が乗りすぎているグロテスク描写、ドロドロ崩壊してムンクの叫びみたいになる会話文など絶好調で、ただ本作に至ってその露悪趣味が突き抜けてメータ振り切...
『紗央里ちゃんの家』よりの基本路線は同じで、趣味の悪いグロテスクな出来事をまるで日常茶飯事かのように淡々とこなす登場人物たち、明らかに筆が乗りすぎているグロテスク描写、ドロドロ崩壊してムンクの叫びみたいになる会話文など絶好調で、ただ本作に至ってその露悪趣味が突き抜けてメータ振り切り1周回ってむしろリアルじゃね?と思えてきてなんか良い感じだった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
転校してきた専子は明らかに歓迎されていないと感じていた。初日に椅子に危険物を仕込まれ、教室にはいれてもらえず、クラスの勝ち気な女子には凄まれた。クラス全体から拒絶され、途方にくれる専子は鬱々とした日々を送る……。 *** 読みながら再三再四頭がおかしくなりそうといい続けた本がこちら。私は、読み終えたあと、思い返してみても頭痛とともに頭がおかしくなりそうな本だったと言うことが一番最初に思い出される。 他の作者にはない、かなり独特な世界観と、まともでない倫理観で展開される、グロとぶっ飛んでいる日常。青春期独特のナイーブな問題も描かれていたが、そんなのもはやどうでもいいと蹴散らさんばかりの展開に驚きを隠しきれない。 読みながら始終、うう、うう。と唸りながら読んだ。登場人物の多くが本当に頭がどうかしていてまともじゃない。特に先生達がおかしい。 一番最初に読んだ「クラス旅行」も最初からぶっ飛ばす話だなと思ったが、そんなの序の口だった。続く血まみれ運動会も凄まじかったし、期末試験もだいぶだった。 個人的には期末試験が一番どうかしてたと思う。倫理観なんて最初からなかったん……。 いつもなら読みながら色々考えつつ、進めていくのだが、これは深く考えて読んではいけない1冊であると思う。とにかく現代の常識なんか全部かなぐり捨てるし、役に立たない。考えるな感じろ。とはこの事か? どうかしているとか、頭おかしくなるとかさんざんいっているが、結構、お気に入りの1冊となっている。ただ、夜寝る前に読むと夢見が悪くなりそう。 1話読みきるのに結構体力を使うので、読まれる際はお覚悟を。 (読点が文章無いにほとんど無いので、その辺が読みにくくて体力を消耗している可能性も大)
Posted by
気持ちいいくらいにいっぱい人が死にます! 超不気味、超不愉快、超グロテスク、超きもちわるい、でもこれが私の大好きなホラー小説のひとつの特徴でもあるのです。矢部さん作品はじめてのかたは、精神状態が良好のときに読んでください。でも簡単に人には勧められないし、友人にこれ読んだ!ともあま...
気持ちいいくらいにいっぱい人が死にます! 超不気味、超不愉快、超グロテスク、超きもちわるい、でもこれが私の大好きなホラー小説のひとつの特徴でもあるのです。矢部さん作品はじめてのかたは、精神状態が良好のときに読んでください。でも簡単に人には勧められないし、友人にこれ読んだ!ともあまり言えない…。楽しく読んだことを胸の内に秘めたくなるような作品でした。
Posted by
読んでて辛いけど語り口がなんか好きだから読んじゃう でも辛い 執拗なグロにムズムズしてくる ホラー以外の普通の話書いてくれたらいいのに
Posted by
これをモノレール文庫に出した人よ。お前だ。 君は通勤通学する多くの人に不快感を与えるという大きな罪を犯した。恐らく君も、手元において置くことすら嫌だったのだろうが、焚書にするか、出版社に送り返すべきだった。 別のレビューにあったとおり、星1をつける価値すらない。 本じゃないどこ...
これをモノレール文庫に出した人よ。お前だ。 君は通勤通学する多くの人に不快感を与えるという大きな罪を犯した。恐らく君も、手元において置くことすら嫌だったのだろうが、焚書にするか、出版社に送り返すべきだった。 別のレビューにあったとおり、星1をつける価値すらない。 本じゃないどころか文章ですらない。プロにも一般人にも狂人にもなれていない。怖くも気持ち悪くもない。誰の反論も恐れず、ただの屑だとはっきり言える。そしてそれ以上何も言えない。 永遠の0は、ここが変でしょ?こうなるのおかしいでしょ?と意見を求めて敢えて人に貸した。 これに関しては、誰一人この物に興味を抱かないことを祈るしかない。そんなくそみそに言われるなんてどんなもんなんだ?とすら思わないでほしい。一刻も早く全ての人の記憶から消えるべき。それだけ。
Posted by
登場人物はだいぶ変だし読みにくいしなんだけど、そこが好き。 血みどろ場面でも爽やかで甘酸ぱっささえ感じる。 これがツボというものかと実感。 何より作者のあとがきが一番不思議だった。
Posted by
「クラス旅行」がなんでかちょっと切なかったんですけど…… 他の短編はぶっとんですぷらったでグロテスクで笑っちゃいましたけど。
Posted by
- 1
- 2