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孤宿の人(上) 新潮文庫
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内容紹介 | 江戸から金比羅代参に連れ出された九歳のほうは、讃岐国・丸海藩に捨て子同然置き去りにされた。幸いにも、藩医を勤める井上家に引き取られるが、今度は面倒を見てくれた井上家の琴江が毒殺されてしまう。折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ入領しようとしていたが、やがて領内では、不審な毒死や謎めいた凶事が相次いだ。宮部みゆきの人情味溢れる傑作長編時代小説。 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/11/28 |
JAN | 9784101369310 |
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孤宿の人(上)
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商品レビュー
3.9
158件のお客様レビュー
面白くなりそうな予感たっぷりな上巻。 やっぱりこの作者は上手いなぁ。 身寄りのない子供、ほうは金比羅代参で置き去りにされ、それを藩医の井上家に引き取られてからのお話。罪人の加賀様が流罪で丸海藩に入られ、それをきっかけに不審な毒死や凶事が相次いでおこる。 引手の宇佐が人間味溢れる...
面白くなりそうな予感たっぷりな上巻。 やっぱりこの作者は上手いなぁ。 身寄りのない子供、ほうは金比羅代参で置き去りにされ、それを藩医の井上家に引き取られてからのお話。罪人の加賀様が流罪で丸海藩に入られ、それをきっかけに不審な毒死や凶事が相次いでおこる。 引手の宇佐が人間味溢れるいい役どころで、彼女に感情移入できることで時代小説を身近なものに出来ている。 それぞれ視点を切り替えて展開するため、全てが事の一端しか見えず、そのため不安定な展開となる事で真相が知りたくて引きつけられてしまう。 下巻に期待が膨らむ上巻でした。
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これは、人の世の闇、もっと言えば鬼というものが、いかにして作られていくかという物語です。 幕府と多少の因縁があるという弱小の丸海藩に、江戸から罪を犯した御奉行さま、加賀殿がお預けになります。 それからの丸海藩は、不審な病気がはやり、亡くなる者もおり。 夏の雷がいつもの年以上に...
これは、人の世の闇、もっと言えば鬼というものが、いかにして作られていくかという物語です。 幕府と多少の因縁があるという弱小の丸海藩に、江戸から罪を犯した御奉行さま、加賀殿がお預けになります。 それからの丸海藩は、不審な病気がはやり、亡くなる者もおり。 夏の雷がいつもの年以上にひどく、雷獣を倒したという守りの神も力が無くなったと。 人々の怨みつらみも抑えきれぬものとなり。 すべてが、加賀殿という鬼のなせる技でアルと。 そんな馬鹿な話はない、と、なんとかせねば、と歯噛みする宇佐。 けれども、和尚は、其れはそれで良し、と諭すのです。 「この世を総べている決まりごとに腹を立て、筋の通らぬことにはとことん逆らい、すべてを正しく直そうと意気込んでいた。子供であったよ。」 自分もそうであったなあと、今の歳になって思います。 もっとも、すべてを正すことなどできやしないのは、承知の上で、腹を立てるだけは立てる、ちょこちょこ逆らっては波風をたてる、というだけのことでしたが。 ほうは、平たく言えば、邪心のないココロで加賀殿にお仕えすることで、固まってしまったその心を溶かすことができた、ということでしょう。 こんなふうに書いてしまうと、まったくアリキタリになってしまうので、是非読んで、感じてみていただけると良いと思います。
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北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国・丸海藩。江戸から金比羅第三に連れ出された9歳のほうは、この地に捨て子同然置き去りにされた。幸いにも、藩医を務める井上家に引き取られるが、今度はほうの面倒を見てくれた琴江が毒殺されてしまう。折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ...
北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国・丸海藩。江戸から金比羅第三に連れ出された9歳のほうは、この地に捨て子同然置き去りにされた。幸いにも、藩医を務める井上家に引き取られるが、今度はほうの面倒を見てくれた琴江が毒殺されてしまう。折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ入寮使用としていた。やがて領内では、不振な毒死や謎めいた凶事が相次いだ。
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