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強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論 新潮選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/11/20 |
JAN | 9784106036521 |
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強い者は生き残れない
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商品レビュー
3.8
26件のお客様レビュー
面白い本だった。生物学の本だと思ったのだが、最後は経済的な話になった。民主主義の衰退は今の自民党そのものだと思う。生物の進化というより生存維持に関する話でした。
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約40億年という生物史を振り返ると、生き残っているのは「強い者」ではなかった。ダーウィン進化論にはなかった、「環境は変動するもの」という斬新な切り口から、「協力行動」という生き残り戦略に注目する。終章では自由市場主義の瑕疵まで論及。ダーウィンから総合学説に発展した進化論に、いま「...
約40億年という生物史を振り返ると、生き残っているのは「強い者」ではなかった。ダーウィン進化論にはなかった、「環境は変動するもの」という斬新な切り口から、「協力行動」という生き残り戦略に注目する。終章では自由市場主義の瑕疵まで論及。ダーウィンから総合学説に発展した進化論に、いま「環境変動説」が加わる。 第一部 従来の進化理論 第一章 ダーウィンの自然選択理論 「環境」という言葉は使われなかった/生まれることより、生き残ること/相対適応度と平均適応度/「霧のロンドン」と黒い蛾/進化の速度は思ったより速い 第二章 利他行動とゲーム理論 人はなぜ溺れる子を助けるのか/溺れる子を助けない理由/ウソつき村は滅びる/にわか成金と歴史ある富豪とのちがい/協調すれば救われる 第三章 血縁選択と包括適応度 子供を作るより姉妹を助けた方が得/エスキモーの子育て/血縁選択か集団レベル選択か/操作される行動 第四章 履歴効果 三つ子の魂百まで/インカの王に数千の妻/昆虫が小さい理由/ユキヒメドリの実験 第五章 遺伝子の進化と表現型の進化 木村資生の大発見/進化はどう進むか/魚は意思では陸に上がらない 第二部 環境は変動し続ける 第六章 予測と対応 双子の電子カメはなぜちがう行動をとるのか?/季節は変わる/生き物も保険をかける/「マーフィーの法則」は当たっている/コンコルドの誤謬/宝くじ売り場の錯覚 第七章 リスクに対する戦略 モンシロチョウの悩み/1回繁殖と多回繁殖/リスキーかセイファーか/世代をまたがる環境変動/種子がとる戦略 第八章 「出会い」の保障 精子と卵子のリスクヘッジ/オスとメスの「出会い」/チョウはなぜ山に登るのか/出会いのために進化した素数ゼミ/浮気もリスク分散のため 第九章 「強い者」は生き残れない 最適が最善ではない/鳥はなぜヒナを少なめに育てるのか/3つの進化理論の違い 第三部 新しい進化理論――環境変動説 第十章 環境からいかに独立するか 進化は単なる「変化」/多産によって多死をカバー/逃げる/「休眠」というタイムマシン/体温を一定に保つ/群落という戦略/集団で越冬/育児というリスク回避 第十一章 環境改変 「巣」という環境改変/「家」とは何か/農業は大きな一歩/医療という環境改変/学習の進化/教育と科学と環境 第十二章 共生の進化史 協力し合って生き残る/真核生物の進化と多細胞化/「カンブリア爆発」と絶滅・進化/植物と組織分化/植物群落の意味/熱帯雨林も巨大共生系/共生が不可欠な地球 第十三章 協力の進化 生物が群れる理由/アラーム・コール/交尾集団「レック」/「一人勝ち」を避ける一夫一婦制/協同繁殖から家族へ/道徳と法律/民主主義は協同メカニズム 第十四章 「共生する者」が進化する 文明にはなぜ栄枯盛衰が起きるのか/資本主義も例外ではない/ゲーム理論の瑕疵/生物資源経済学が示唆すること
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農学部図書館のアルバイト学生の方に図書を推薦いただきました。テーマは「植物」です。 ☆推薦コメント☆ 現在生き残っている生物は「強い者」ではない。 では現在生き残っているのはどのような種なのか? 現代の生物がどのようにして生存してきたのか その生態が様々な生物を通して紹介されて...
農学部図書館のアルバイト学生の方に図書を推薦いただきました。テーマは「植物」です。 ☆推薦コメント☆ 現在生き残っている生物は「強い者」ではない。 では現在生き残っているのはどのような種なのか? 現代の生物がどのようにして生存してきたのか その生態が様々な生物を通して紹介されています。 ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB00214016
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