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蛇、もっとも禍し(下) 修道女フィデルマ 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2009/11/13 |
JAN | 9784488218133 |
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蛇、もっとも禍し(下)
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
図書館で。 色々複雑に入り組んだ人間関係の中の殺人事件。 読み終わって、なるほど彼女はだから院長に対してへりくだっていたのね、とも思いましたが、あの男がそれほどモテモテってのがなんか解せない。作中、3人の女性と結婚したり交際してるってことでしょ?不思議だなぁ。 解説にフィデルマ...
図書館で。 色々複雑に入り組んだ人間関係の中の殺人事件。 読み終わって、なるほど彼女はだから院長に対してへりくだっていたのね、とも思いましたが、あの男がそれほどモテモテってのがなんか解せない。作中、3人の女性と結婚したり交際してるってことでしょ?不思議だなぁ。 解説にフィデルマさんがあまり好きになれないとあってまったくもって同感だな、と思いました。血筋の確かな王女様だし、きちんとした資格を持ったドーリィ(でしたっけ)というのはわかるのですが、出会う人間すべてに自分を敬ってしかるべき、という態度をとるのはちょっとどうかな、と思う。へりくだってへつらえとは言わないけど、特に女性に対して高圧的な気がするなぁ。前に読んだ女性の族長に対してもだけど、特に年の若い要職についている女性に対して辺りが強い気がする。まぁ実際偉いんですけどね(笑)
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ロス・アラハーでの事件(『幼き子らよ、わがもとへ』)の後、ドゥーン・ボイーの女子修道院に呼ばれ、船で彼の地へ向かったフィデルマ。その途中、無人で漂流する船に遭遇し、そこでエイダルフに贈った祈祷書を発見する。彼の身を案じつつ、到着した"三つの泉の鮭"修道院で彼女を待っていたのは、身体中が傷だらけで頭部を切断された身元不明の遺体だった。ブレホンを要請しておいて捜査に非協力的な修道院長を訝しみながら、この土地に隠された秘密をフィデルマが暴く。〈修道女フィデルマシリーズ〉邦訳長篇第3作(原書4作目)。 キリスト教の上陸によって地下へ潜った古代宗教の秘密結社と埋蔵金伝説という後半の展開がアツすぎるのに、前半の女同士のいがみ合いパートが冗長!そして地下の隠れ家とか、年代記に残るいわくつきの伝説とかのワクワク要素を出すわりに、そこに幻想味が宿らない筆致なのが残念。フィデルマが論理的思考の持ち主なのはわかるけど、語り手はもうちょっと読者サービスしてくれてもいいでしょそこは。 『幼き子らよ〜』の直後の話なので、途中までエイダルフは不在。代わりにロスというとても頼りがいのある船長キャラがでてくる。フィデルマに対する気遣いもできて、族長や教会関係者よりずっとまともなんだよなぁ。エイダルフと再会してすぐ軽口を交わす辺りも良いのだが、『幼き子らよ〜』で酷い死に方をしたカースのことも一度くらい思い出してくれんか?と思ってしまう(笑)。
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シリーズ長編第3弾。 相も変わらずのフィデルマの知恵の冴え。 陰謀と欲と愛憎うずまく場所での活躍に胸がすくのもいつも通りだけど、この後の作品を先に読んだせいか、インパクトにはちょっと欠けた感。 ほかの作品が更にハイレベルだもんね。 犯人は意外というほどではなかったが、それでもい...
シリーズ長編第3弾。 相も変わらずのフィデルマの知恵の冴え。 陰謀と欲と愛憎うずまく場所での活躍に胸がすくのもいつも通りだけど、この後の作品を先に読んだせいか、インパクトにはちょっと欠けた感。 ほかの作品が更にハイレベルだもんね。 犯人は意外というほどではなかったが、それでもいろんな人間模様がとても濃く、フィデルマの最後の謎解き場面では、ううむ、さすがと唸るのみ。 その時代の香りまで漂ってくるような筆致もひっくるめて、ほんとに好きなシリーズだ。
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