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彼女がその名を知らない鳥たち 幻冬舎文庫
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彼女がその名を知らない鳥たち 幻冬舎文庫

沼田まほかる【著】

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彼女がその名を知らない鳥たち 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2009/10/08
JAN 9784344413788

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彼女がその名を知らない鳥たち

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商品レビュー

3.5

374件のお客様レビュー

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2026/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みながらもずっと好きになれなかった陣治の愛が想像以上に深くて泣けた。十和子は何であんなにヒステリックだったのか、、

Posted by ブクログ

2026/02/10

病的なわがまま女とまとわりついて離れない男の話。しかしこんな生き方もあるのかと思う。まほかるさんは読んでおかないといけないと思ったのは正解。 よくできた姉と崩れた妹。でもどこにでもあるように、出来た姉でも何か抱えているものがある、それを見せまいという姿勢がやりきれないと同時に痛ま...

病的なわがまま女とまとわりついて離れない男の話。しかしこんな生き方もあるのかと思う。まほかるさんは読んでおかないといけないと思ったのは正解。 よくできた姉と崩れた妹。でもどこにでもあるように、出来た姉でも何か抱えているものがある、それを見せまいという姿勢がやりきれないと同時に痛ましい。 妹の十和子が、同じ親から生まれたのかと疑うほど、自分勝手でだらしなく汚い。それに不思議なことに身を粉にして尽くす男が付いている。 そりゃ見ていてどうしてこの人にこの人がと思う夫婦は多い、いくつになっても仲がいい。他人事なので自分のことは棚に上げて。 こうして小説に立ち入って読む分には夫婦のことは微に入り細にわたってわかってしまう、世間一般の夫婦はそうはいかないのが普通だが。 それにしても、汚れに耐えられなくなると掃除機だけはかけるらしいが、料理はしない、洗濯は自分のものだけ、男は風呂場で地味に洗っているのがはた目にもみじめ。男がレジ袋を提げて買ってきて食べ物を並べると食べる。働かないで一日レンタルビデオを見て、夕方になって疲れて帰ってくる男のことを、見た目やしぐさをあげつらって心底嫌っている。 エリート社員からどん底に落ちてよれよれになった男を一段と嫌う、すさまじい。 その上邪険に殴られ放り出されるように捨てられた男を、見かけだけで未練たっぷりに思い続け、反動だろうか同居している尽くす男は憎むほど嫌う。 読んでいても辟易する。なにしろこの部分が長い、ここらで読むのをやめようかと何度も思いつつ読んでしまった。 最近雑用が増え時間欠乏で好きな本も読む途中でやめることができるようになった。本の枯渇感病が人並みに治りかけているのかな。ただまほかる病の後遺症で読み始めてしまうと何が出るのかと期待しながら我慢して読んだのだが。 忍耐の陰からひょっこり顔を出した最終章。あぁそう来るのか。 この十和子という女、好きな男に捨てられた反動か本能かは、口実を作って若い男に近づきたびたびホテルにも行く仲になる。 同居している男には養われている負い目で、自覚はないが、つけられ探られているのではないかと疑心暗鬼に陥りながらそれでも若い男と離れられない。 その上捨てられた昔の男の妻に会いに行ったり、電話をしたり。 こういう女もいないことはないだろう、昨今考えもしないような犯罪がニュースになっている。しかし傍迷惑も自覚したとたん自分に返ってくる。十和子はそうした生活でますます壊れていく。 十和子だけが知っている前の男の本性とその後が次第に明らかになって、十和子の自己欺瞞の底が割れてくる。 このあたりまほかるさんの筆も静かに冴えて面白い。 だらしない甘えた女に、尽くして尽くす男の話は、何かありそうなほのめかしも、真実なのか思い過ごしなのか。 最後まで読んで男の本心を知る。 私は十和子に言いたい、「あなた生まれてきてごめんなさいといいなさい」 そういいながらもうら哀しい。 こなれた大阪弁が身に迫ってくる、うまい。

Posted by ブクログ

2025/12/24

これはもう、読んでいてずっと居心地が悪い話。愛だと思ってしがみついているものが、実は依存でしかないと薄々わかっているのに、やめられない。主人公は正直好きになれないけれど、だからこそリアルで目が離せない。優しさも救いもほとんどないのに、最後に明かされる真実だけが妙に静かで、あとを引...

これはもう、読んでいてずっと居心地が悪い話。愛だと思ってしがみついているものが、実は依存でしかないと薄々わかっているのに、やめられない。主人公は正直好きになれないけれど、だからこそリアルで目が離せない。優しさも救いもほとんどないのに、最後に明かされる真実だけが妙に静かで、あとを引く。読後、しばらく気持ちがざらつく一冊。

Posted by ブクログ