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ソウルケイジ 光文社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 多摩川土手に乗り捨てられたワンボックスカーから、血塗れの左手首が発見された。姫川玲子たち捜査一課殺人犯捜査係の刑事たちは、所轄と組んで手首の持ち主と思しき高岡憲一の行方を追う。高岡の営む工務店に務める三島耕介と三島の交際相手・中川美智子の父親は、いずれも建設現場で不可解な事故死をしていた。そのうちにつぎつぎと意外な事実が浮かび上がる。残された左手首の真相は――。前作『ストロベリーナイト』に続く丹念に積み上げられた捜査小説にして、胸をうつ犯罪小説の白眉! |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2009/10/07 |
| JAN | 9784334746681 |

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商品レビュー
3.8
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多摩川土手に放置された車から、血塗れの左手首が発見される。近くの工務店には大量の血痕。しかし、肝心の遺体は見つからない。姫川玲子ら捜査一課が、死体なき殺人事件の真相を追う。 前作『ストロベリーナイト』とは、まるで真逆と言っていいほど異なる物語だった。 エンターテインメント性で...
多摩川土手に放置された車から、血塗れの左手首が発見される。近くの工務店には大量の血痕。しかし、肝心の遺体は見つからない。姫川玲子ら捜査一課が、死体なき殺人事件の真相を追う。 前作『ストロベリーナイト』とは、まるで真逆と言っていいほど異なる物語だった。 エンターテインメント性では前作の方が強いと思う。けれど、どちらが上ということではない。本作は、前作にもあった人間の内面を描く部分をさらに深く掘り下げた、重厚な人間ドラマだった。この振り幅こそが、シリーズ2作目にして姫川玲子シリーズの幅と深みを大きく広げている。 特に考えさせられたのは、父と子、家族、そして「守る」ということ。 誰にでも守りたいものがある。自分自身、家族、所属する組織、価値観や信念。しかも、それは一つとは限らない。 守るものができる。 それは人を強くする一方で、時に弱さにもなる。 何かを守ろうとする思いが生きる支えになることもあれば、その思いに縛られ、判断を誤ることもある。そして、あるものを守ろうとした結果、別の何かを傷つけてしまうことさえある。 家族を守る正しさ、組織を守る正しさ、信念を守る正しさ。それぞれの立場にそれぞれの正しさがあるから、単純な善悪では割り切れない。守りたい気持ちは理解できる。それでも、選んだ手段は正しかったのか。では、どうすればよかったのか。 読み終えても答えは出なかった。 その一方で、警察小説としての面白さもしっかりある。捜査官それぞれで捜査方法は違う。地道に証拠を積み重ね、それぞれのやり方、それぞれの執念で真相へ迫っていく。ばらばらに見えた点が少しずつ結びつき、一つの線となって真相へ収束していく過程には強く引き込まれた。人間ドラマだけでなく、「この事件の裏に何があるのか」を追うミステリーとしての面白さも最後まで失われない。 前作では姫川との対比もあって、冷静沈着で、感情より事実を積み重ねていく日下は、どこか捜査マシンのようにも見えた。しかし、彼にも守るものがあると分かった途端、一気に人間味が増した。シリーズものだからこそ味わえる、人物の見え方が変わっていく面白さでもある。 真相が明らかになれば事件は終わる。しかし、失われたものまで元に戻るわけではない。その「解決しても救われきらない」感覚が、ずっしりと残る。 守りたいものがあるから、人は強くなれる。 けれど、その思いが強くなるほど、それ自体が自分を縛る「檻」にもなってしまう。 もしかすると、それこそが『ソウルケイジ』なのかもしれない。 守るものがあり、何かを守ろうとした経験がある人ほど、この物語の選択や迷いを自分自身に引き寄せて考えてしまうのではないかと思う。読み終えてからも「どうすればよかったのか」が残り、タイトルの意味まで考えたくなる。事件の真相だけではなく、その先にある人間の選択まで心に残る、重く、深く、余韻の残る一冊だった。
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なんだか事件は面白かったのに、姫川という存在に全然感情移入出来なかった。 こういう女性の管理職がいるから、女への偏見って無くならないんだよなぁと少し嫌な気持ちに。 先程も述べたように、事件自体は面白かった。 キャラ自体はみんな濃く、何が何だか分からないという状態にはならなかった...
なんだか事件は面白かったのに、姫川という存在に全然感情移入出来なかった。 こういう女性の管理職がいるから、女への偏見って無くならないんだよなぁと少し嫌な気持ちに。 先程も述べたように、事件自体は面白かった。 キャラ自体はみんな濃く、何が何だか分からないという状態にはならなかった。 またいきなり閃くとかではなく、様々な証拠や状況から1歩1歩犯人にか近づくので、一緒に捜査できている気持ちになった。 しかし、いかんせん刑事もので仕事に恋愛や女としての扱いが入ってくるのはゲンナリ。 一昔前の作品だから仕方ないのかもしれないが、これが許されることだと思われたくないという気持ちが強かった。
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姫川シリーズ第2弾 前作「ストロベリーナイト」よりも好きでした˙ᴥ˙ 多摩川土手に放置された車から血だらけの手首だけが発見される。 前作では勝俣(ガンテツ)がフォーカスされてように、今回は地道な聞き込みを重視する日下警部補のキャラが掘り下げられている。直感や閃きで捜査する姫川...
姫川シリーズ第2弾 前作「ストロベリーナイト」よりも好きでした˙ᴥ˙ 多摩川土手に放置された車から血だらけの手首だけが発見される。 前作では勝俣(ガンテツ)がフォーカスされてように、今回は地道な聞き込みを重視する日下警部補のキャラが掘り下げられている。直感や閃きで捜査する姫川と対比させられ両方のキャラクターが際立って見えました。 犯行の根にあるのは親子愛、父性。 愛のためにそこまでするか。 犯行動機の凄まじいまでの覚悟に衝撃を受けました。
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