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組織は合理的に失敗する 日本陸軍に学ぶ不条理のメカニズム 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2009/09/03 |
JAN | 9784532195113 |
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組織は合理的に失敗する
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本書は、第二次世界大戦の日本陸軍を例に取り、「組織がいかに合理的に失敗するのか」を検証する。「合理的に失敗する」と聞いて、多くの人は首を傾げるだろうが、ここでいう「合理的」とは、「盗人にも三分の理」とか「局所最適」を指しいるのだから、納得できる。要は、近視眼的にや、組織内合理的に...
本書は、第二次世界大戦の日本陸軍を例に取り、「組織がいかに合理的に失敗するのか」を検証する。「合理的に失敗する」と聞いて、多くの人は首を傾げるだろうが、ここでいう「合理的」とは、「盗人にも三分の理」とか「局所最適」を指しいるのだから、納得できる。要は、近視眼的にや、組織内合理的にものを考えると、そのロジック展開で組織が自己崩壊を起こす、ということを警告している。当たり前の提言だが、これを避け、大局的に考えることはなかなか難しい。
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ガダルカナル戦で白兵戦術を変えなかったことやインパール作戦の実行は日本軍が非合理的だったからではなく、限定合理的だったからであることを、新制度派経済学の取引コスト理論で説明する。 ガダルカナル戦と取引コスト理論。デファクトスタンダードだった白兵突撃戦術、これを変えるには多大なコス...
ガダルカナル戦で白兵戦術を変えなかったことやインパール作戦の実行は日本軍が非合理的だったからではなく、限定合理的だったからであることを、新制度派経済学の取引コスト理論で説明する。 ガダルカナル戦と取引コスト理論。デファクトスタンダードだった白兵突撃戦術、これを変えるには多大なコストを必要とした。 インパール作戦とエージェンシー理論。ジャワ軍政と所有権理論。硫黄島戦と沖縄戦。 最後に、組織が不条理を回避するにはカント的な自律的人間となり、限定合理的であることを認識し批判的議論をすることが重要。
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WBS西條先生が取り上げていた本。WWⅡの日本軍の敗戦を例に「取引コスト理論」、「エージェンシー理論」、「所有権理論」などといった人間の限定合理性に基づく新制度派経済学が理解できる一冊。日本軍の上層部ですら、「開戦=敗戦」と考えていたのに、なぜ勝てる見込みの少ない戦争を始めたのか...
WBS西條先生が取り上げていた本。WWⅡの日本軍の敗戦を例に「取引コスト理論」、「エージェンシー理論」、「所有権理論」などといった人間の限定合理性に基づく新制度派経済学が理解できる一冊。日本軍の上層部ですら、「開戦=敗戦」と考えていたのに、なぜ勝てる見込みの少ない戦争を始めたのかを、人間が限定合理的であるという観点から説明してくれる。
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