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きつねのはなし 新潮文庫
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きつねのはなし 新潮文庫

森見登美彦【著】

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きつねのはなし 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介 舞台は底知れぬ謎を秘めた古都。細長く薄気味悪い座敷に棲む狐面の男に、闇と夜の狭間のような仄暗い空間で囁かれた奇妙な取引。そして次々起こる怪異の結末!独特の世界観と文体で芸術的に描く森見ワールド全開!京都の雰囲気や不思議な話が好きな方におすすめ!
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/06/27
JAN 9784101290522

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きつねのはなし

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商品レビュー

3.5

545件のお客様レビュー

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2024/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

只今絶賛積読消化中である。この小説もその一つであり、奥付の発行年月日から推測するに購入したのは10年以上も前である。高校生の私がこの小説を手に取ったのは所謂ジャケ買いであり、購入したは良いものの怖い話が苦手な私であったため、今日まで読まれず本棚のスミに積まれていたという訳である。実際読んでみて、怖いというより不気味という言葉が似合う小説であり、かなり私好みだった。この小説は、「きつねのはなし」「果実の中の龍」「魔」「水神」の全四編からなる。はじめは語り手が全て同一人物なのかと思っていたが、「魔」を読み始めたあたりでどうやら違うことに気がついた。全ての話を読んだ上で、異色に感じるのは「果実の中の龍」である。他の三編では語り手自身の体験が描かれているが、「果実の中の龍」では、語り手は勿論、先輩の体験談と思いきや結局は先輩の創作であり、単なる御伽話として描かれる。しかしこの「果実の中の龍」で語られる先輩の創作物語は、全く同じではないものの他三編を想起させるものであり、全ての物語の原案のような印象を受ける。さて、物語に登場する主たる物怪は「雷獣」と「水神」(おそらく龍)であるが、その固有名詞は多少出てくるものの、その実態は始終ぼんやりとしており、一瞬姿が見えたと思ってもすぐ何処かへ消えてしまう。物語全体には生臭いようなケモノくさいような臭いと奇妙な雰囲気が延々漂っており、踏み込まなければ何もしてこないが、一歩でも踏み込んだ途端襲ってくる、そんな雰囲気がある。実際襲われるのだが、明白な解決は一切せず、結局しっぽが掴めないまま物語は終了する。全四編を通して深まる謎や各話の微妙な接点から読者の考察欲は掻き立てられるが、明瞭な解答が得られることはない。謎は謎のまま、奇妙な雰囲気を楽しむのがこの小説の正しい読み方なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/09/30

謎の獣に遭遇する若者たちの話。森見さんの書かれる怪談は語り口がさっぱりしているからするする読めて読み心地がいいね。2番目の話が一番好きかな。

Posted by ブクログ

2024/09/26

#43奈良県立図書情報館ビブリオバトル「妖怪」で紹介された本です。 2014.7.19 https://m.facebook.com/photo.php?fbid=903326536348455&id=248452188502563&set=a.268268019...

#43奈良県立図書情報館ビブリオバトル「妖怪」で紹介された本です。 2014.7.19 https://m.facebook.com/photo.php?fbid=903326536348455&id=248452188502563&set=a.268268019854313

Posted by ブクログ