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終末のフール 集英社文庫
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内容紹介 | 残された時間はあと3年。「8年後に地球が滅亡する」と発表されてから5年が経ち世界中が大混乱に陥る中、仙台の団地に住む人々は、終わりが見えている人生をどう生きるのか。若い世代を中心に支持を集める著者が「生きる」をテーマに描いた人間の本質を見つめる傑作連作集。生きる勇気や言葉をストレートに受け止めたいという方は必読です! |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/06/25 |
JAN | 9784087464436 |
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終末のフール
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商品レビュー
3.7
1589件のお客様レビュー
感動しました
とても心が揺り動かされ買ってよかったとお前る作品でした
猫&寿司
あなたは人生の最期をどんなふうに過ごす? と、問われている気がしました 日常では目もとめない些細なことや感情を もっと大事にしたくなりました あと3年で世界が終わるときに自分はどこで 誰とどうしているのか きっと1番大切なものしか持っていないのだろう ぼんやりと気付かされた...
あなたは人生の最期をどんなふうに過ごす? と、問われている気がしました 日常では目もとめない些細なことや感情を もっと大事にしたくなりました あと3年で世界が終わるときに自分はどこで 誰とどうしているのか きっと1番大切なものしか持っていないのだろう ぼんやりと気付かされた1冊です 読んでよかったです☺️
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小惑星が衝突する事になった世界で、何故か一定の秩序を保った社会での連作短編集 以下、公式のあらすじ ----------------------- 八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状...
小惑星が衝突する事になった世界で、何故か一定の秩序を保った社会での連作短編集 以下、公式のあらすじ ----------------------- 八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。 自分の言動が原因で息子が自殺したと思い込む父親(「終末のフール」) 長らく子宝に恵まれなかった夫婦に子供ができ、3年の命と知りながら産むべきか悩む夫(「太陽のシール」) 妹を死に追いやった男を殺しに行く兄弟(「籠城のビール」) 世紀末となっても黙々と練習を続けるボクサー(「鋼鉄のウール」) 落ちてくる小惑星を望遠鏡で間近に見られると興奮する天体オタク(「天体のヨール」) 来るべき大洪水に備えて櫓を作る老大工(「深海のポール」)などで構成される短編連作集。 はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。 ----------------------- 収録は8編 終末のフール 太陽のシール 籠城のビール 冬眠のガール 鋼鉄のウール 天体のヨール 演劇のオール 深海のポール 8年後に衝突する小惑星を正確に予測できるかというリアリティに関しては解説でも語られている通り なので、まぁこれはifのSFとして楽しむ程度にしておいた方がいいのでしょうねぇ それにしても、実際にそんな発表がされたとして 日本と言えど、ここまで秩序を保った日常が送れる社会が成り立つのかは疑問 でも、まぁ発表食後の混沌期を経て危険な人達が軒並み除外され、5年も経っていればこんな状況も成り立つのかもという期待感はある 表題作の「終末のフール」はちょっといただけないなぁ 子供の出来不出来を、親が何を以って判断する権利があるというのだろうか 本当にフールな親だこと…… 終末に於いて子供を有無意義 たとえ明日世界が滅亡しようとも今日リンゴの樹を植えるのと同じように、まったく無意味ではないと思うよ 小惑星が衝突するまでまだ3年あるし それに、本当に衝突するか、確かではないしね まぁ、生まれてくる子供がかわいそうという意見もあるだろうけど 本人の意思なんてそれこそ確認できないものなんだし、親のエゴで決めていいと思うけどね 犯罪の被害者と加害者、知る権利を濫用するマスコミに、煽られる人達 被害者、被害者家族の怒りの矛先はどこに向かうのが筋なのか? 下世話な情報を知りたがっている人って、本当はどのくらいいるんでしょうね? 元々の事件を報道する意義、被害者・被害者家族の情報を公開する意義 マスコミに倫理観を期待してはいけない だとしたら、そのジャッジをするのは視聴者なわけで でも、本当は求められていないところに需要を作り出す存在もあるしな いやホントに迷惑な存在だよなぁ…… 終末でも、むしろだからこそ天体観測をする人 この話に限らず、もしこんな状況になったら自分はどんな行動を取るだろう?と考えたけど 自暴自棄になって暴動に加わろうとは思わないし、かといって悲観して自ら命を断つ勇気もなさそう だといたら、この小説のように、ふっと訪れる仮初めの平穏まで生き延びられる可能性が無きにしも非ず 生きるためのお金は必要なので、それなりの仕事を見つけて 本を何とか手に入れるか、既読の本を読み返すか そんな生活してそうだな 終末なのに何故か一定の落ち着きのある社会を想像する伊坂幸太郎はすごいな
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