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海の都の物語(3) ヴェネツィア共和国の一千年 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2009/05/28 |
| JAN | 9784101181349 |

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海の都の物語(3)
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商品レビュー
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36件のお客様レビュー
ヴェネツィア共和国とジェノヴァ共和国による地中海の覇権をめぐる戦いを描いている。同じ海洋国家だか、それぞれ組織力と個性の対比が面白い
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【内容】 ヴェネツィアという都市の1000年にわたる歴史の物語、第3巻は地中海の覇権をめぐる最大のライバルであったジェノヴァとの約130年にもわたる抗争を描く。第一次ヴェネツィア・ジェノヴァ戦争から第四次戦争におけるキウォッジアの戦いでのヴェネツィアの勝利、そしてトリノの講和(1...
【内容】 ヴェネツィアという都市の1000年にわたる歴史の物語、第3巻は地中海の覇権をめぐる最大のライバルであったジェノヴァとの約130年にもわたる抗争を描く。第一次ヴェネツィア・ジェノヴァ戦争から第四次戦争におけるキウォッジアの戦いでのヴェネツィアの勝利、そしてトリノの講和(1256〜1381年)まで。 個々の才能に勝るジェノヴァに対してヴェネツィアは国家による統制と団結力で対抗する。長きにわたる一進一退が続く中で、ジェノヴァはパドヴァ(ヴェネツィアの西にある都市国家)、ハンガリー王国と連携して包囲網を構築、ついにヴェネツィアの目と鼻の先であるキウォッジアを占領しヴェネツィアを包囲する。しかしヴェネツィア側は挙国一致体制で臨むことで危機を脱しジェノヴァ側を逆包囲することで打ち負かし(キウォッジアの戦い)、最終的にアドリア海からジェノヴァを駆逐することに成功する。その後結ばれたトリノの講和は決してヴェネツィア側に有利なものではなかったが、その後没落するジェノヴァに対してヴェネツィアは3度目の大繁栄を迎える。両者の差は技術力でも商業力でもなく「社会を組織する能力」、即ち権力の集中、腐敗、衆愚を防止する寡頭共和制と高度化された官僚制、そしてその政治制度を維持し続けようとした人々の努力の差であった。 後半ではヴェネツィア人の文化、風俗、そして女性の生き様を描いている。ヴェネツィアの女性たちは、その激動の歴史の中で、常に美しくあろうとした人々であった。 【感想】 激動の歴史、息を呑むような攻防は娯楽作品として面白い。特にキウォッジアの戦いをクライマックスに持ってくる構成はよく出来ており、最後までページを捲る手が止まらなかった。 ヴェネツィアの共和国としての政治体制の強さが、ジェノヴァとの明暗を分けた。個々の才能ではなく持続可能な社会、政治制度の構築が最大の勝因だったというのは、国家だけでなく会社経営や組織論の面でも教訓めいたエピソードだと思った。
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2026.1再読 ライバル国家ジェノヴァとの攻防の第3巻。 ヴェネツィアと同時代に海洋国家として一時栄えたこともあったピサ、アマルフィの興亡や、ライバル国家ジェノヴァとの戦っては休戦を繰り返す流れが面白い。 特に、ジェノヴァがヴェネツィアよりも強い海軍を持ち、そのまま攻めれば勝...
2026.1再読 ライバル国家ジェノヴァとの攻防の第3巻。 ヴェネツィアと同時代に海洋国家として一時栄えたこともあったピサ、アマルフィの興亡や、ライバル国家ジェノヴァとの戦っては休戦を繰り返す流れが面白い。 特に、ジェノヴァがヴェネツィアよりも強い海軍を持ち、そのまま攻めれば勝てるにも関わらず、本国の政治不安定さから、攻めきれずに終わったとのことで、タイミングや政治体制が違っていたら、違う歴史になっていたと思われて興味深い。 次章として、ヴェネツィアの女達という章があり、どちらかと言えば軽めに読める。しかし、女性、特に未婚女性の扱いは酷く、男子とは違って特段の教育を受けることとできず、結婚しないと尼僧にさせられるらしく、この時代のヴェネツィアの女性に生まれなくてよかったと心底思った。
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