商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/05/28 |
JAN | 9784101181349 |
- 書籍
- 文庫
海の都の物語(3)
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海の都の物語(3)
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4
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1、2と読み地中海の覇権を巡る海洋都市国家の争いにストーリーは移る。ヴェネツィアと最大のライヴァル、ジェノヴァの争いだ。前半のクライマックスといえ、久しぶりに手に汗を握りながら本を読んだ。 両国のカラーの鮮明な違いから入り、個人主義で天才型の船乗りが多いジェノヴァの方がこういう...
1、2と読み地中海の覇権を巡る海洋都市国家の争いにストーリーは移る。ヴェネツィアと最大のライヴァル、ジェノヴァの争いだ。前半のクライマックスといえ、久しぶりに手に汗を握りながら本を読んだ。 両国のカラーの鮮明な違いから入り、個人主義で天才型の船乗りが多いジェノヴァの方がこういうケースでは主人公にしやすい。だがヴェネツィアも集団で国家のために尽くしていきながら、四面楚歌でおよいよ危うしという場面でカルロ・ゼンとベットール・ピサーニの登場で救われる。 お互いに友好国を巻き込み、好条件で寝返らせ、地中海の勢力均衡の中で生き残りを図る。最後はそんな終わり方?と思わなくもないが、それも含めて印象深かった。 ヴェネツィアの女、は軽く読み流そうとも思っていたがいい意味で期待外れ。オスマントルコに嫁いだチェチリアは冷戦沈着である意味ヴェネツィアにとって邪魔な存在だったトルコ宰相の暗殺という形でヴェネツィアを支援することになる。 ヴェネツィアの女性たちがいてこそあの都市の豊かな文化を支えていたのだということも発見。 なお途中に女性の話から何度か脱線して、同じルネサンスの代表的な都市フィレンツェとの比較はボーナストラックのような感覚。お得感をもって4に移ることができる。
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ヴェネチアが地中海の制海権を賭けて、アマルフィ、ピザ、ジェノバというイタリア商船旗のライバルたちを凌駕していく巻。特にジェノバには一時は瀕死の状態まで追い込まれる。そんな中、二人の英雄が現れる。ベットール・ピサーニとカルロ・ゼン。人気、規律と奔放な極端な二人が最後はジェノバをキオ...
ヴェネチアが地中海の制海権を賭けて、アマルフィ、ピザ、ジェノバというイタリア商船旗のライバルたちを凌駕していく巻。特にジェノバには一時は瀕死の状態まで追い込まれる。そんな中、二人の英雄が現れる。ベットール・ピサーニとカルロ・ゼン。人気、規律と奔放な極端な二人が最後はジェノバをキオッジアの戦いで破り形勢逆転。その後、ジェノバはスペイン領になり、新たなライバルのオスマントルコとのレパントの海戦へと続いていく。
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