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世界の歴史(22) 近代ヨーロッパの情熱と苦悩 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2009/03/25 |
JAN | 9784122051294 |
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世界の歴史(22)
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
近代ヨーロッパ イタリア・ドイツ統一 ロシア革命への道 近代イギリス・フランス 難易度 中 感動☆☆☆☆☆ 涙線☆☆☆☆☆ 興奮☆☆☆☆☆ 感心★★★☆☆ 伏線☆☆☆☆☆
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19世紀ヨーロッパがたどった輝ける「近代化」は、光と影が交錯する屈折に満ちた時代であった。流血の政治革命、国家統一の歓喜、陶酔をもたらす帝国主義、そして急速な工業化。自由主義の惑いのなか、諸国民国家が形成されていくさまを、複眼的に描き出す。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
19世紀のヨーロッパを国民国家への道という共通した視点からドイツ、フランス、(そして)ハプスブルク帝国たるオーストリア、イタリア、ロシア、イギリスと取り上げています。考えて見れば日本にとって明治維新という大変革のときを迎えるそのわずか前に欧州各列強もスタートを切ったばかり、欧州視察から帰った岩倉具視、大久保利通たちはきっとそのことに気づいて数年の遅れを取り戻せばよいのだと思ったことでしょう。特にプロイセンを中心としたドイツ、ピエモンテを中心としたイタリアの国家統一への動きと、それに関わる強国フランス、オーストリアの関わりが興味深いものでした。そして既に一歩既抜きん出ていたイギリスの地味な歴史は意外と知られていないと思います。そのイギリスが1870年頃にピークを迎え、各国に経済力で追い付かれていく様子は正に今の日本を彷彿とさせてくれました・
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