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青い城 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2009/02/24 |
| JAN | 9784042179092 |
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青い城
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商品レビュー
4.3
89件のお客様レビュー
『赤毛のアン』作者モンゴメリーのロマンス小説。 二年越しに読了。なぜ二年越しかというと、始まりが鬱々としていて嫌な人ばかり出てくるし主人公も抑圧されてイジイジしているので読んでいて楽しくない。つまりは挫折したわけです。 それが第七章まで読み進めると話が予想外の方向へ進み、第八...
『赤毛のアン』作者モンゴメリーのロマンス小説。 二年越しに読了。なぜ二年越しかというと、始まりが鬱々としていて嫌な人ばかり出てくるし主人公も抑圧されてイジイジしているので読んでいて楽しくない。つまりは挫折したわけです。 それが第七章まで読み進めると話が予想外の方向へ進み、第八章から爽快痛快な展開に変わります。 終盤からはロマンス小説ならではのロマンティックで甘々なセリフもたくさん出てきますが、ロマンス小説を敬遠しがちな私でも胸焼けせず、うっとりしながら読めました。作者の筆力はもちろん訳者さんもお上手なんだと思う。 物語の進行もさることながら、カナダの自然の描写がとにかく美しい。全てが凍てつくような冬の研ぎ澄まされたような情景は北国ならではだし、それを乗り越えてやっと訪れた春も輝くような喜びにあふれていて読んでいて楽しい。その風景描写がとてもロマンティックなので、主人公たちの甘い言葉の数々も違和感なく読めてしまうのかも。 少しネタバレをすると、舞台は1920年代のカナダ。倫理観などがかなり古い田舎町です。女は結婚する以外に道はなく、一族郎党ご近所さんなので醜聞を恐れながら生きなければならず、自由な言動なんてできません。そんな中で29歳にして未だ独身の主人公ヴァランシー。イジイジもしちゃおうってもんです。 自分が余命いくばくもないと知って自由に生きようと決心するわけですが、そこからの展開が胸のすく思いで好きでした。ヒーローのバーニィは魅力的かどうかと言われると好みの分かれるところだと思うけれど、最後には「王子さま」だったことが判明するので、読者が羨望のため息をつくことになるという寸法。 王道とは少し外れているように見えて、俯瞰してみるとけっこう王道なシンデレラストーリーといえるのではないかなと思います。 バーニィがヴァランシーを「月光さん」と呼ぶのがとっても好きです。こんな感じならロマンス小説もいいなーなんて
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
モンゴメリは、アン以外を初めて読んだ。恋人の小径が出てきて感動した。カナダの話らしい。プリンセスエドワードかな?親族が多すぎて意味わからんくなった。人生って面白いな、私もこんなふうに恋したいなと思える話でした。予感がしたら飛び込みたいと思います。
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素晴らしかった!!! 読めば誰でもヴァランシーを愛さずにはいられなくなると思う。 最初はイライラして仕方なかった親族たちでさえ最後は微笑ましくなってしまった。 この本に出会えて良かった!
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