青い城 の商品レビュー
『赤毛のアン』作者モンゴメリーのロマンス小説。 二年越しに読了。なぜ二年越しかというと、始まりが鬱々としていて嫌な人ばかり出てくるし主人公も抑圧されてイジイジしているので読んでいて楽しくない。つまりは挫折したわけです。 それが第七章まで読み進めると話が予想外の方向へ進み、第八...
『赤毛のアン』作者モンゴメリーのロマンス小説。 二年越しに読了。なぜ二年越しかというと、始まりが鬱々としていて嫌な人ばかり出てくるし主人公も抑圧されてイジイジしているので読んでいて楽しくない。つまりは挫折したわけです。 それが第七章まで読み進めると話が予想外の方向へ進み、第八章から爽快痛快な展開に変わります。 終盤からはロマンス小説ならではのロマンティックで甘々なセリフもたくさん出てきますが、ロマンス小説を敬遠しがちな私でも胸焼けせず、うっとりしながら読めました。作者の筆力はもちろん訳者さんもお上手なんだと思う。 物語の進行もさることながら、カナダの自然の描写がとにかく美しい。全てが凍てつくような冬の研ぎ澄まされたような情景は北国ならではだし、それを乗り越えてやっと訪れた春も輝くような喜びにあふれていて読んでいて楽しい。その風景描写がとてもロマンティックなので、主人公たちの甘い言葉の数々も違和感なく読めてしまうのかも。 少しネタバレをすると、舞台は1920年代のカナダ。倫理観などがかなり古い田舎町です。女は結婚する以外に道はなく、一族郎党ご近所さんなので醜聞を恐れながら生きなければならず、自由な言動なんてできません。そんな中で29歳にして未だ独身の主人公ヴァランシー。イジイジもしちゃおうってもんです。 自分が余命いくばくもないと知って自由に生きようと決心するわけですが、そこからの展開が胸のすく思いで好きでした。ヒーローのバーニィは魅力的かどうかと言われると好みの分かれるところだと思うけれど、最後には「王子さま」だったことが判明するので、読者が羨望のため息をつくことになるという寸法。 王道とは少し外れているように見えて、俯瞰してみるとけっこう王道なシンデレラストーリーといえるのではないかなと思います。 バーニィがヴァランシーを「月光さん」と呼ぶのがとっても好きです。こんな感じならロマンス小説もいいなーなんて
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モンゴメリは、アン以外を初めて読んだ。恋人の小径が出てきて感動した。カナダの話らしい。プリンセスエドワードかな?親族が多すぎて意味わからんくなった。人生って面白いな、私もこんなふうに恋したいなと思える話でした。予感がしたら飛び込みたいと思います。
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素晴らしかった!!! 読めば誰でもヴァランシーを愛さずにはいられなくなると思う。 最初はイライラして仕方なかった親族たちでさえ最後は微笑ましくなってしまった。 この本に出会えて良かった!
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前半は、めんどくさい親戚がたくさん出てきて誰が誰だかわからなくなるけど、中盤からの風景の描写はとても綺麗 展開は予想通り
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とてもとてもよかった。 モンゴメリは赤毛のアンシリーズ、しかも一冊しか読んだことがなかったけれども、心理や自然の表現がとても美しくて大好きだし、素敵な言葉がたくさんあるよね!というイメージで読みました。 どんどん素敵になるヴァランシー、いいね〜 当たり前だけどアンよりもヴァラン...
とてもとてもよかった。 モンゴメリは赤毛のアンシリーズ、しかも一冊しか読んだことがなかったけれども、心理や自然の表現がとても美しくて大好きだし、素敵な言葉がたくさんあるよね!というイメージで読みました。 どんどん素敵になるヴァランシー、いいね〜 当たり前だけどアンよりもヴァランシーに年齢が近いから、なかば友達に対する応援みたいな気持ちで読んだ!最後のほうは泣きながら読んでいたよ。とても気持ちがよく喜ばしい目の腫れだ〜!! どんな人にも青い城ってある。気になったらみんなにも読んでみてほしい!!!
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久々のモンゴメリ作品! 赤毛のアンしか読んだことがなかったけれど、いちいち描写が美しい。 自分を出せなかったヴァランシーが、誤診きっかけでやっと自分の人生を歩めるようになった。 前半は退屈だったけれど、生まれ変わったヴァランシーの様子は読んでいてとてもスカッとした。 後半のオ...
久々のモンゴメリ作品! 赤毛のアンしか読んだことがなかったけれど、いちいち描写が美しい。 自分を出せなかったヴァランシーが、誤診きっかけでやっと自分の人生を歩めるようになった。 前半は退屈だったけれど、生まれ変わったヴァランシーの様子は読んでいてとてもスカッとした。 後半のオリーブの手紙にニヤリとしてしまった。ずっと身内で自分が1番だったから悔しいんだろうなあ~~~ でもヴァランシーの親族はどうしようもないな!
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最高に面白かった! モンゴメリの書く物語はとても読みやすい。 「絶望からの解放」。人生も折り返し地点にきて、先が何となく見えてきた私にとっても、ヴァランシーの行動に共感しすぎて勇気をもらえた。 「月光さん」「青い城」「青髭の部屋」 ワードも可愛くて好き。
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安心のハッピーエンド。文庫本の裏に「周到な伏線とどんでん返し」とあるが、モンゴメリにそれはない。 全てが最後に幸せになるので安心して読める。裏を返せば予想しやすいということになるけれど。落ち着いて多幸感を得たい気分にはモンゴメリ。逆に刺激が欲しいときには不適切。 ちなみに伏線...
安心のハッピーエンド。文庫本の裏に「周到な伏線とどんでん返し」とあるが、モンゴメリにそれはない。 全てが最後に幸せになるので安心して読める。裏を返せば予想しやすいということになるけれど。落ち着いて多幸感を得たい気分にはモンゴメリ。逆に刺激が欲しいときには不適切。 ちなみに伏線だったあの違いには気づいたけど、ただの誤字だと思ってた。あと、バーニィの正体も読んでいると自然とわかる。 ただ、序盤のヴァランシーのつらい日々が長すぎる⋯。中盤にならないと楽しめないような読書は嫌だな。 私も誰の人目も気にせずに、好きな時間に好きな場所で食事をするとか、好きな時に帰って来るとか、ヴァランシーが求めた自由を味わいたい。一つ一つは小さくても、ずっと誰かの目を気にしているのは地味にストレス。しかもあんな美しい自然の中で自由に生きるなんて、確かにどんな幸せよりも幸せだと思う。
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ロマンス好きにとって至高の一作。オールドミス(未婚のアラサー)であるヴィランシーが、医者から「1年は持たない」と病気を宣告される。 これまで不満は持ちつつ、人の言うことを従順な大人しい性格だった彼女は、周囲からもその性格を利用され、息苦しい人生を送ってきた。 寿命があと1年し...
ロマンス好きにとって至高の一作。オールドミス(未婚のアラサー)であるヴィランシーが、医者から「1年は持たない」と病気を宣告される。 これまで不満は持ちつつ、人の言うことを従順な大人しい性格だった彼女は、周囲からもその性格を利用され、息苦しい人生を送ってきた。 寿命があと1年しかないのだから、全てに正直に、嫌なことは嫌と言い、やりたいことだけをやろう!そんな彼女に最高の幸運が訪れる。 「青い城」というのは、物理的に青い城があるわけではなく、ヴィランシーが幼い頃から持っている「私だけの誰にも侵されない素晴らしい居場所」と言うニュアンスである。 モンゴメリの『赤毛のアン』を読む際に、「青い城ってなんだ?評価めっちゃ高いな」と思ったので読まねばならぬと直感。彼女の描くロマンスへの安心感が的中したと言うことだ。
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追記:ネタバレ設定を忘れていて、不快な思いをした方がいらしたようで失礼いたしました。 現在はネタバレ設定をオンにしております。 モンゴメリ作品は私などのつたない感想程度では正確に表現しきれるものではないし、色あせない物かなと個人的には思います。 赤毛のアンの著者、モンゴメリの古式ゆかしいロマンス小説です。 29歳のオールド・ミスの烙印を押された地味女性が、心臓疾患の余命宣告をされて好きに生きたらぁ!と覚醒、毒母・毒親族から逃走して幸せを掴む話。 序盤のじっとり重苦しい感じでほんとこれ、ハッピーエンドで終わるの?と何度も裏表紙ひっくり返してあらすじ確認しちゃいましたわ。 覚醒するまでが若干長いかも? 髪型一つ、服装一つあんたにはそれがいいわよと言われたが最後、自由にならない息苦しさ。 100年も前のお話なのに、多かれ少なかれ現代人でも共感するところはありそう。親子関係も、親戚づきあいの所とかも。 序盤の結婚しない理由に、○○おじとか○△おじとか□○おじのような男と結婚するくらいなら、オールド・ミスの方がどれだけましかしれやしないってところに全てが込められてる。 まぁでもそれはほんとそう。 これで思い出したのがジブリ映画のハウルのソフィー。 魔改造されて日本人的な長女の老親介護みたいになってるソフィーさん、むしろこっちの主人公のヴァランシーの方がそういうキャラにあってたかも。 あれはほんとねぇ、だいぶキャラが原作と違うので原作派の私は原作も見て~!って映画やるたびに思います(先日テレビでやってた。 あと空想の青い城のシーンなんかは耳をすませば的な感じで映画化されたらめっちゃマッチしそう。 とはいえ映画化したとしても、原作クラッシャーだから原作通りという所は期待できないでしょうけど、ほんといやーな気分にさせられる親戚連中の表現は解像度高くなりそうとか思ったり。 紆余曲折あって、脱出後の生活は比較的穏やかで、その後の結婚後も情景描写が素晴らしくいいのはやっぱり赤毛のアンの作者だなぁって。 赤毛のアンは1冊目が厳しかったけど、段々成長して落ち着きが出てきたら良い感じに読めるようになりましたね。 あのマシンガントーク、身近にいたらちょっと黙っててって言っちゃうわぁ。きつい。 舞台がやっぱりカナダなんだけど、前半の鬱々とした情景と後半の心ときめく描写の差よ! ベリー摘みは北の方のピクニック的な事の定番だよなぁ。 豪華で逆に自分の方が所有されてしまうような家よりも、愛して自分がかわいがれるような家の方が好きというヴァランシーの意見にも激しく同意するところ。 翻訳者さんは最初持ち込んだ出版社に年齢を19歳にしてもっと短く…なんて言われたらしいけれど、そんなことをしたら魅力が半減以下になったろうなと思う。 ちゃんとヴァランシーがヴァランシーのままで邦訳されて良かったなぁ。
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