すぐに役立つ！最新版製造派遣活用バイブル

スタッフサービス・ホールディングス【編】

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2008/12/30
• JAN: 9784022505187

商品レビュー

2009/01/17

テクノサービスがまとめた、製造派遣に関する一冊。
これを営業で使ったら、派遣先企業の評価は上がるだろうなぁ。
■使用する機械を限定しておく
■クレーン運転の特別教育を修了した人が運転できるのは、吊り上げ荷重が５ｔ未満のクレーン。吊り上げ１０ｔのクレーンの運転には、クレーン運転士免許が必要⇒普通は知らない人が多い
■不安全状態とは、事故を起しそうな状態や、事故災害の要因を作り出しているような状態
■不安全行動とは、事故災害の要因となった人の行動
■高さが２ｍ以上の箇所での作業を「高所作業」といい、作業床の端や開口部などには囲い、手すり、覆い等を設置し、墜落防止措置を取らなければいけません
■組織の最小単位とは、?仕事の内容?組織?指揮命令者 の3点が全て異なっている場合は、別の部署、つまり同一の業務「ではない」と見なして良い。※特に?指揮命令者に注意！！
■面接と捉えかねられない発言・・・?「結果は追って連絡します」
■受入時点で現場の指揮命令者も共通認識を持っておくべきこと?派遣スタッフに依頼する業務内容?労働者派遣契約の内容?人材派遣契約は契約に則った行為であるという原則
■指揮命令者から派遣スタッフに伝える事?業務の「量」「内容」「期限」を明確に伝える・・・「どのような業務を」「どれくらい」「いつまでに」やるのか ?「指示系統」を明確にしておく・・・「誰から業務の指示を受け、誰に報告するのか」「出退勤の承認は誰から貰うのか」など、指示系統を派遣スタッフに伝えられるようにする ?キーパーソンをあらかじめ教えておく・・・業務以外に社内のキーパーソン（指揮命令者以外の社歴の長い社員など）を教えておき、「人間関係等で問題があった場合にそうだんするように」と説明しておくだけで、派遣スタッフの不安が取り除かれる。
■どのような機械・設備を使用するのか⇒直接現場を見る
■法令上は、派遣会社が製造業、建設業等を営んでいなければ、機械・装置の取扱い方法等の教育を省略できることになっています
■安全衛生法規則で、特別教育が必要とされている業務
■工場内の交通ルール・・・構内を歩くときのルール（右側通行・左側通行）、立ち入り禁止区域、車両通行区域、ポケットハンド禁止などを教えましょう、指さし確認
■派遣されたスタッフが安全または衛生に関し経験有するものであれば、安全委員会、衛生委員会の委員として指名することは差し支えありません。また、動力プレス機を5台以上取り扱う職場や特定化学物質、有機溶剤を取り扱う職場が専任する必要のある作業主任者は、特定の技能講習を修了した者であれば派遣されたスタッフを専任することに法的な制限はありません。
■スキル不足理由での交替の場合?派遣契約のどの部分のスキルが足りないか?契約業務以外のことを要求していないか?指示に従わない場合は、どのような指示をしているか?指示によって派遣スタッフはどのような行動をしたか?具体的な指示はしたか、派遣スタッフは理解できていたか?何度注意したか
■診断書発行は労災給付の対象外
■貸与物チェックリストのポイント?作業着、帽子、手袋、安全靴?入門証・入館証、ＩＤカード、ロッカーの鍵?マニュアル、手順書、ＰＣ利用時や、その他のパスワード?タイムカード?食券カード、経費精算、入寮者の退出時家具確認