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アンナ・カレーニナ(4) 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2008/11/20 |
| JAN | 9784334751708 |

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アンナ・カレーニナ(4)
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商品レビュー
4.4
40件のお客様レビュー
アンナの病んでいく様子もヴロンスキーの心が離れていく様子もリアル。リアルが故に読むのがしんどい部分でもある。これ以上アンナを見ているのがしんどかったので、あんな結末だったけど、読み終えることができてホッとしている
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アンナは社交界からは遠ざかっていても豪邸で何不自由無く暮らしており、知人からは慕われて美貌も衰えない。庶民の自分から見ると何をそこまで悲観して死に至るのかどうもピンとこないのたけど、アンナにとってのアイデンティティはヴロンスキーの愛に立脚していて、それが翳った時点で存在意義を無くしてしまったのだろうとは理解できる。 しかしヴロンスキーはリョーヴィンのようにせっせと領地経営に勤しむでもなく、愛人を伴って田舎や都市に豪邸を構えて優雅に趣味に生きて、画家のパトロンになろうもいう裕福ぶり。 当時の貴族の豊かさの仕組みがやっぱりピンとこない現代庶民の私。 一方リョーヴィンは、何のために生きるのかをずっと追い求めていたが、良く生きようとすることが生きる意味である、ということに夕暮れのバルコニーで思い至る。 その感情の流れがこれもピンとこないのたけど。 作品として 19世紀ロシアの貴族社会と農地経営、ロシア農民の暮らしが活写されていて、その点の理解が進んだ。 それにしてもこの時代のロシア貴族の公用語はほぼフランス語なんだなあ。 ナポレオン戦争があり、国民性も大きく違うと思っていたけど、上流階級のフランス文化への傾倒はそうした国同士の関係にも影響を受けなかったようだ。
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若き将校との許されない愛に走るヒロイン・アンナと、神を信じることができない地主貴族リョーヴィンの、交差しない二人の主人公の人生が描かれる。この大部の小説を通じて、トルストイは同時代(1870年ごろ)のロシアという国全体を描き切る野心を持っていたのではないか--そんな風に思える。 ...
若き将校との許されない愛に走るヒロイン・アンナと、神を信じることができない地主貴族リョーヴィンの、交差しない二人の主人公の人生が描かれる。この大部の小説を通じて、トルストイは同時代(1870年ごろ)のロシアという国全体を描き切る野心を持っていたのではないか--そんな風に思える。 首都の貴族社交界の華やぎから田舎の農夫の草の刈り方まで、あらゆるディテールがおよそ想像で書くのは不可能な詳細さで描き込まれ、トルストイの筆致の巧みさに感嘆せざるを得ない。 しかしそれだけで終わってしまっては、この作品は最高の風俗小説であるという結論になってしまう。この作品を傑作ならしめる深みは、登場人物それぞれの苦悩や恐れにこそある。 といっても、その苦悩は観念的思弁的なものでなく、もっと俗っぽいものだ。アンナは愛を貫くために、この時代のロシアでは絶望的であった離婚を願う。やがてその願いが叶わないとなると、今度は愛人の愛が失われることを狂わんばかりに恐れる。リョーヴィンは、信仰を持てないことにひとり悩みながら、出産に苦しむ妻の姿に、思わず神の助けを求める。 こうした、諸生活の悩み苦しみ絶望、そこに同時代ロシア社会の矛盾が見え隠れする。そしてやはりこの作品はロシア全体を描き切ろうとしたのではないか、という思いが再び浮かんでくるのである。
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