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さまよう刃 角川文庫
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さまよう刃 角川文庫

東野圭吾(著者)

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商品詳細

内容紹介 「探偵ガリレオ」や「容疑者Xの献身」など数多くの代表作を持つ東野圭吾著。会社員長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、少年グループによって蹂躙された末の遺棄だった。謎の密告電話により犯人を知った長峰は、娘の復讐に乗り出す。未成年の犯行故、現代の法律で正しい裁きができるのか、世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える――。重く哀しいテーマの心揺さぶる傑作長編。
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2008/05/23
JAN 9784043718061

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商品レビュー

4

1417件のお客様レビュー

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2026/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内容は重たくて、終始悲しいけれど、面白かった。続きが気になるのと読みやすさで、睡眠を削って1日で読んだ。 長峰、鮎村、カイジの親や和佳子の親、様々な親たちの気持ちが理解できて、モラル的にはいけなくとも、理解できるから悲しかった。誰だって我が子が一番なんだから。アツヤの親でさえ、死んでくれてよかっとは思ってないだろうと思う。でもこんな風に育ててしまった責任は感じて欲しい。 そんな親に情報提供すればどうなるかわかるでしょと誠に腹が立ったけど、こういう叙述トリックだったとは。親たちに気を取られて、正義の刃を持っている警察のことはおまけくらいに思ってた。情報提供者は?という問いかけが随所にそういえばあったなあ、と後で思う。 和佳子は読者だと感じた。長峰を応援したい気持ちと本当にしていいのかという迷い。小説だから、私はもう最後までやりきってほしいと感じだけど…本当なら止めるに違いないと思った。もし自分に長峰と同じことが起きれば、相手を殺したいって思う。だけど、もし自分が殺されても家族には幸せに暮らして欲しいって思う。だからこそ、法で全員が納得できるように裁いてほしいと思うけれど、難しい。

Posted by ブクログ

2026/08/30
  • ネタバレ

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どうするのが正解なのか、そもそも正解なんてないよなあという難しさを感じた作品。 最後長峰が菅野を殺して復讐を成し遂げると思いきや警察に射殺されてしまうという終わり方。 菅野は結局未成年ということもあり重い刑罰を与えることはできない、でもやっていることは惨い。 久塚も長峰に情報提供した人ではあるが久塚自身も正解がない、どうしたら良かったのか分からないところがリアルだなと思う。 色んな登場人物視点で読むことができるので面白かった。 結局絵摩ちゃんの携帯は誠の部屋の引き出しに入ったままなのかな

Posted by ブクログ

2026/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても、考えさせられる作品だった。私は少年法に関わる物語は読んできたが、基本的に1つの立場から見たお話しか読んだことがなかったので、様々な立場の視点から読むことが出来て、新鮮だった。私ならどうする?どうするべき?正解は?常に問われるような作品で長編にも関わらず飽きずに読めた。 良かった所 1.長峰さん家族の幸せが崩れ、娘を亡き者にした犯人を知って復習を決意したところ。私は、現実では、親の立場ではなく娘の立場に立っているが親の気持ちが痛いくらいにわかった。まだ、普通に殺されたなら幾分か気持ちは楽だっただろうに…。大事に大事に育てた娘が蹂躙された末に殺された。言いようのない真っ黒な気持ちに襲われたのだろうと安易に想像することができた。 2.和佳子さんの気持ち。また、隆明さんの気持ち。和佳子さんは、すごく自分の軸を持った素敵な人、という印象を受けた。きっと、私ならどれだけその人に惹かれようとどれだけその人に親切にされようとどれだけその人に同情しようと、きっと殺人犯の手助けなど出来ないからだ。長峰さんが、長野を離れた後の、気持ちもすごいものだなと思った。中途半端な結果で終わらせたら…。普通、こんなこと思えないだろう、いや思ったとしても実行にうつせないだろう。また、隆明さんの気持ち。娘が犯罪者の加担をしているかもしれない。さぞ不安だっただろう。娘を想う気持ちはあの人にも負けない。この言葉は、親を思う気持ちが伝わってきて好きだった。 3.刑事さん達の気持ち。辛かった、すごく辛かった。刑事さんもやはり大変なのだなと。肉体労働だけではなくメンタル面でも…。正義とはなんなのか。そう自身に問いながら仕事をできる姿には流石に尊敬せざるを得ない。また、最後の自分たちが守っているのは市民ではなく法律。すごく腑に落ちた。今まで、法律や少年法について考える時に思っていたことがスっと言語化された感じ。 4.結末。私は、物語を読み進むにつれて長峰さんやめて!という気持ちよりも長峰さん頑張って!という気持ちがどんどん大きくなっていった。あぁ、やっと、やっと、苦労が報われたのか!良かった!そう、思った。だが、それは大きな間違いだった。銃をうったのは長峰さんでは無かった。大きな絶望とそう来るか!という面白いと思う気持ちが同時に襲ってきて良かった。 結局何が正解だったのか。どこからが間違いだったのか。まだ、分からない。いつか、わかる日が来たらいいな。本当に素晴らしい作品でした!

Posted by ブクログ

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