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脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち ヴィレッジブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ヴィレッジブックス |
発売年月日 | 2007/11/20 |
JAN | 9784863329249 |
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商品レビュー
4.2
31件のお客様レビュー
ポーランド兵としてソ連の捕虜となり、熾烈な拷問→シベリア輸送→強制収容所、に辿り着くまでで、既にその凄まじさに圧倒される。脱出以降は、これがフィクションなら冒険記として没頭するところだが、ノンフィクションなのが恐ろしいところ。飲まず食わずで歩き続ける過酷さや、出会ったチベット人た...
ポーランド兵としてソ連の捕虜となり、熾烈な拷問→シベリア輸送→強制収容所、に辿り着くまでで、既にその凄まじさに圧倒される。脱出以降は、これがフィクションなら冒険記として没頭するところだが、ノンフィクションなのが恐ろしいところ。飲まず食わずで歩き続ける過酷さや、出会ったチベット人たちの懐の深さ、信じ合える仲間、初志貫徹の強い意志、、、いろんなことを感じながら、没頭して読んだ。そして8人それぞれが、自分にできることを真摯にやり続けた日々の姿に、感銘を受けた。冬のシベリア、ゴビ砂漠、ヒマラヤ越え、、、人間の生きる力の凄まじさ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
シベリアの強制収容所から脱走する7人の男たちの1年6500kmにわたる脱出劇。主人公は、ヨーロッパの中で大国に翻弄され続けた歴史を持つポーランド陸軍騎兵隊中尉ラウイッツ。ソ連からスパイ容疑で逮捕され過酷な拷問にも無実を訴え続け耐えたが結局25年の労働収容所宣告を受ける。まず語られるのは、極寒期でのモスクワからシベリア鉄道を使った移動の悲惨さ、さらにバイカル湖から収容所までの死の行進、そこまでに体力のない人間や年配者等が脱落、収容所まで無事辿り着くも体調を崩しそのまま亡くなるケースもありこの行程で4千人の捕虜の約2割が亡くなっている。 驚きなのは、これだけ絶望的な状況下で精神的肉体的苦痛を受けてもなお、自由を得ようと奮起する主人公のガッツ。そして同じ様に脱走を志願する者を6人選び計画は進む。 結果的にこの人選は大成功で、和を乱したり愚痴ばかり言う者は一人もおらず、各自が自分にできる事を見つけてチームに貢献するというチームワークが脱走成功への鍵となったのは間違い無い。 途中、ひょんなことからポーランド人少女も合流して8名となる。若い彼女でさえチームの足手まといにならない様に明るく健気に頑張る姿がむさ苦しいチームにとっても一服の清涼剤となる。 そして、最終的には4人がインドまで辿り着き保護される。 この小説を読みながら感じたこと、1つは遺伝子レベルでのロシア人の残虐性と非道さである。(本書でのモンゴル人やチベット人の無償のおもてなしとの対照で余計際立つ)3年前のウクライナ侵攻もそうだが、太平洋戦争で降伏した日本にも中立条約を一方的に破棄し突然侵攻しておんな子供に乱暴狼藉、そして多くの日本人をシベリア抑留という戦争犯罪を犯しながらも国連では常任理事国の地位にいる理不尽さ。なぜか日本だけが未だに(主に火付け役は日本のマスコミだが)過去の戦争の非難を受け続けている。 そしてもう1つは、この小説の信憑性について。 ノンフィクションと謳いながら脱走した仲間の写真が一枚もない点が気になった。1942年に生還し、本書は口述筆記で1956年に出版された。その後、亡くなった仲間がいたとしても、筆者自ら彼らを探しコンタクトをとろうとした形跡がないこと、反対に仲間からも出版を聞きつけて連絡をとってこなかったという事実(あとがきで筆者は語っている)は不自然ではないか。生死を分かち合った戦友が、どうして?筆者は2004年88歳でなくなっているので真相は藪の中ですが、単なる私の杞憂であってほしいことを願います。 さて、解説は椎名誠氏ですが、事実誤認があるので指摘しておきます。 「本書の8人は灼熱の砂漠の次にヒマラヤ山中に入っていく」(P448) 実はこの前のゴビ砂漠で少女は亡くなっているのでヒマラヤ行きは7人が正解です。 さらに、筆者の本文でも間違いが。 「シベリアをあとにしてから初めて、この洞窟で、私たちは他の人の所持品に手を付けた」(P406) 豚小屋から豚を1匹盗んています。(P236) 既に何刷も重ねられている文庫本なのに、どうなっているのだろう。
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第二次大戦中に言われなき罪でシベリアの収容所送りになった囚人たちの大脱走劇。囚人なのでろくな装備も持たずに冬のシベリアを南下し、灼熱のゴビ砂漠、ヒマラヤを縦断してインドまで。全体主義ソ連の恐ろしさと、”自由”の大切さが分かります。
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