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サンダカン八番娼館 文春文庫
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サンダカン八番娼館 文春文庫

山崎朋子【著】

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サンダカン八番娼館 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/01/09
JAN 9784167147082

サンダカン八番娼館

¥550

商品レビュー

4.2

30件のお客様レビュー

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2024/07/19

マレーシアに住んでいなかったら知ることがなかったかもしれない、悲惨な史実。 想像を絶する過酷な環境の中でも、人として優しく、大きく成熟したサキさんの人柄に心打たれました。

Posted by ブクログ

2023/12/03

東南アジアの日本人社会史に関心を持ち、この本に辿り着きました。 取材の方法や個人情報の扱い方、用語(「底辺」など)について、(現在の視点では)疑問を感じる点があることは否めませんが、著者の着眼や強い使命感、問題意識無しにこの貴重な記録が世に残されることは無かった。その点に最も感...

東南アジアの日本人社会史に関心を持ち、この本に辿り着きました。 取材の方法や個人情報の扱い方、用語(「底辺」など)について、(現在の視点では)疑問を感じる点があることは否めませんが、著者の着眼や強い使命感、問題意識無しにこの貴重な記録が世に残されることは無かった。その点に最も感銘を受けました。 理不尽に、非道な方法でカラユキさんにさせられてしまった方々の経緯と、その背景に富国強兵や構造的な貧困と言った国策や社会的問題があることを本書を通じて知り、国家や社会は、その構成員を一人ひとりを守ることが一番大切という当たり前の目線を再確認しました。 人の幸不幸は、歳をとるに連れ、心の内面の高潔さや人との親密な繋がりによる部分が大きくなってゆきますが、主人公のおサキさんは、人生の最後の時期は幸せに過ごされたように思います。著者は、その交流を通じて、どの程度かはわかりませんが、それに貢献されたのではないでしょうか。

Posted by ブクログ

2023/11/17

マレーシアのサンダカンでからゆきさんと呼ばれる慰安婦として春を鬻ぐ必要のあった女性、おサキさんからの生の声を中心にその実態をありありと描いた名著。貧しさと無知であることが、元凶といえばそうだが、そのような時代、環境の中で生きぬいたおサキさんをはじめとするからゆきさんの逞しさから学...

マレーシアのサンダカンでからゆきさんと呼ばれる慰安婦として春を鬻ぐ必要のあった女性、おサキさんからの生の声を中心にその実態をありありと描いた名著。貧しさと無知であることが、元凶といえばそうだが、そのような時代、環境の中で生きぬいたおサキさんをはじめとするからゆきさんの逞しさから学ぶことは多い。

Posted by ブクログ

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