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おまけのこ 新潮文庫
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おまけのこ 新潮文庫

畠中恵【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2007/11/28
JAN 9784101461243

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商品レビュー

4

232件のお客様レビュー

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2009/12/14

「しゃばけ」の世界が更に広がる一冊

「しゃばけ」シリーズ第4弾。おなじみの面々が出てきますが、いつもは脇役の「屏風のぞき」や、きゃわきゃわ言っているだけの「鳴家」たちが活躍しているのも、読みどころ。「しゃばけ」の世界が更に広がる一冊です。

midori

2024/05/31

心優しき若だんなと妖たちがちょっと訳ありの難事件に挑んでいく。「こわい」の話は“優しさ”を優しさとして素直に受け取れない心理が切なかったし不幸は自らの欲望が招いてることもあるのだなあ、と教訓になった。「畳紙」のお話は屏風のぞきとの飄々としたやり取りが心の厚化粧を落としていく過程が...

心優しき若だんなと妖たちがちょっと訳ありの難事件に挑んでいく。「こわい」の話は“優しさ”を優しさとして素直に受け取れない心理が切なかったし不幸は自らの欲望が招いてることもあるのだなあ、と教訓になった。「畳紙」のお話は屏風のぞきとの飄々としたやり取りが心の厚化粧を落としていく過程が良い。妖たちと若旦那のやり取りが微笑ましい。

Posted by ブクログ

2024/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おまけのこ 日本ファンタジーノベル大賞を受賞した「しゃばけ」に続いて「ぬしさまへ」、「ねこのばば」、そして「おまけのこ」と四作目となった、病弱な若旦那と物の怪達の人情・推理・時代小説です。 今回も、病弱で寝付いてばかりだがすこぶる聡明な若旦那の推理が冴えます。このシリーズで最も好きな点は、人生の負の部分をほどよい加減でしみじみと物語る所でしょうか。 妖怪からも疎まれる妖怪こわいの話。どうしても人前に化粧なしでは出られないお雛さんの話。吉原の禿を足抜けさせる話。 でも、不思議なのは畠中さん(竹蔵とほとんど同じ年なので)の本で好きなのはこのシリーズだけで、現代ものや時代物でも「ゆめつげ」なんかは下手な作家だなーなんて思ってしまいます。 きっと、このシリーズは若旦那や犬神の佐助、白沢の仁吉、屏風のぞきや家鳴りなどのキャラクターがもう勝手に動き出して、物語を自然と作り上げてしまうのかも。なんせみんな物の怪ですから。 竹蔵

Posted by ブクログ

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