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東京奇譚集 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 初短編作に「中国行きのスロウ・ボート」を持つ著者の5作品が収録された短編集。あやしくて、不思議!ありえない!?でも、もしかしてあなたの身近にも…あるかも。喪失感がテーマになっていますが、読み終わった後うなだれてしまう様な内容ではありません!喪失のあとには再生が待っているのです!書き下ろし「品川猿」も収録。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2007/11/28 |
| JAN | 9784101001562 |

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東京奇譚集
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商品レビュー
3.8
497件のお客様レビュー
当たり前の日常,あるいは,日常に在って当たり前,がなくなったとしたら?というifを扱う5つの短編集.他作品に比べ,テーマが難解でない分とっつきやすいが,それを東京で展開することで,都市の幻想性にまで思いが及ぶ.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前口上で著者自身が出てくるなんて初、だな。すべて実話らしい…ホントかな。エッセイを読んでいる限りだとちょっと信じられないな。笑。 では一篇ずつ感想的なものを…。 ①「偶然の旅人」…話の内容は関係なくて、語り口がその著者を表しているんだ。文体ってやつだね、これが。とても村上春樹らしい作品に仕上がってた。 ②「ハナレイ・ベイ」…主人公は鮫に片足を喰いちぎられ溺死してしまった息子の母親だ。その喪失感を拭うため(?)、彼の命日前後に亡くなった土地に赴き——。ある人物たちに出会うことにより、少しでも心穏やかに過ごせるようになったのかなぁ…。 ③「どこであれ〜」…マンション内から忽然と姿を消した夫を探してほしいと依頼に来た女性。それを無料で探す男(主人公)。これも摩訶不思議な話だった。消えた夫は階段の踊り場にあった鏡を通して「仙台」に行ったんだろうねきっと。ソファーに座り、階段を上ってくる住人をただ眺める。どこか文学的な感じがした。 ④「日々移動する〜」…元証券アナリストの女性と、彼女に恋をする小説家の話。これは割とわかりやすいかな。その女性は墜ちて亡くなってしまったんだと思う。だから淳平(小説家)の元へ来ないのだ。 ⑤「品川猿」…これも不思議な話だ。どっかの短編集で似たものを読んだ気がする…。見た目は「猿」だけど言葉を話せるから、もうヒトよね。笑。村上作品にはこういう変わったキャラクターが多く存在する。 で、本当に実話なのこれ?笑 俄には信じ難いんだが……。笑。
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ハナレイ・ベイ 静かで綺麗な小説。死は常に清らかで静か、「清」であり「静」である。コントラストとして描かれる、騒々しい不躾な、でもなぜか憎めない、無邪気な汚らしく埃っぽい若者2人(静かで清らかな死と意図的に対比させている、生を体現するキャラクターだ)。そんな2人に対しての主人公の...
ハナレイ・ベイ 静かで綺麗な小説。死は常に清らかで静か、「清」であり「静」である。コントラストとして描かれる、騒々しい不躾な、でもなぜか憎めない、無邪気な汚らしく埃っぽい若者2人(静かで清らかな死と意図的に対比させている、生を体現するキャラクターだ)。そんな2人に対しての主人公の視線もどこかやさしく温かい。 それを一つの世界観にまで昇華させるのは村上春樹の小説家としての技術の一つの真骨頂なんだな。 骨の髄まで、美しい小説。
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