東京奇譚集 の商品レビュー
久々の村上作品。短編なので、頭が疲れている時でもスルスル入ってくる。これを機に村上作品にまたハマりそう。と思わせてくれる一冊だった。
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読みやすかった。どの短編も不思議ながら小気味よく終わる。品川猿が好き。また読み返せば、違う感情も生まれてくるだろう。半日も掛からず読み終えた。おもしろい。
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久しぶりに読みたくなり手に取る。ちょっと不思議な話が語られる短編集。私が経験したちょっと不思議な話とはなんだろうと考えてみる。 ・御巣鷹山飛行機事故が起きた日の話 ・海に沈む自分を見送る夢を見た話 どちらも物語にはならないな。 短編集の中に出てきた「本当に意味をもつ女は三人しか...
久しぶりに読みたくなり手に取る。ちょっと不思議な話が語られる短編集。私が経験したちょっと不思議な話とはなんだろうと考えてみる。 ・御巣鷹山飛行機事故が起きた日の話 ・海に沈む自分を見送る夢を見た話 どちらも物語にはならないな。 短編集の中に出てきた「本当に意味をもつ女は三人しかいない」は忘れていたが、学生の頃読んだ後結構引きずったな、「私の意味をもつ女性は誰か?」と。 やはり、そういう意味では、春樹氏に感化されて青春時代を送ったし、言葉に不思議な力を乗せる能力がある作家だと思う。
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どこかがほんの少し奇妙な物語。 主人公たちは皆、自分を外から見ることができるような感じ。でも、なんでも知っている、理解しているわけじゃなくて、わからないことをわかっている。 静かに強く、少しずつ進んでいる。そんなお話。
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村上ワールドが炸裂した短編も収録された本作。個人的には『偶然の旅人』と『品川猿』が特に面白いと感じた。タイトルにもある通り奇譚な物語が集められた短篇集。不思議なさストーリーばかりだが、どこか現実味もある作品で、5篇とも自分好みな作品。自分の身近にもこんな話がありそうだなと思わされ...
村上ワールドが炸裂した短編も収録された本作。個人的には『偶然の旅人』と『品川猿』が特に面白いと感じた。タイトルにもある通り奇譚な物語が集められた短篇集。不思議なさストーリーばかりだが、どこか現実味もある作品で、5篇とも自分好みな作品。自分の身近にもこんな話がありそうだなと思わされる。 村上作品にはよくある明確な答えの提示されていない作品も多く、あくまで書き手は中立を保っているところに好感が持てる。どれも丁度良い長さの作品で、読みやすくよい読書時間だったと思わされた。
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村上春樹の作品が好みでない人に是非読んでほしい一冊 作家としての村上春樹ではなく、人間としての村上春樹が垣間見える瞬間が多く、これまで勝手にレッテルを貼っていた村上春樹という人間の像が塗り替えられるような一冊となった 無論、「これぞ村上春樹」という作品も収録されているので、万人...
村上春樹の作品が好みでない人に是非読んでほしい一冊 作家としての村上春樹ではなく、人間としての村上春樹が垣間見える瞬間が多く、これまで勝手にレッテルを貼っていた村上春樹という人間の像が塗り替えられるような一冊となった 無論、「これぞ村上春樹」という作品も収録されているので、万人に読んでもらいたい一冊
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村上春樹の長編は途中で脱落してしまうことも多いですが、一話一話が短いので脱落せずに楽しんで読み終えられました。
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久しぶりに読む村上春樹作品でしたが、やっぱり良かったです。そこまで印象に残らないものもありましたが、どれも読みやすいしわかりやすい。品川猿が一番意外性と愛嬌のある面白さで良かったです。
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5つの話が収録されているが、“どこであれそれが見つかりそうな場所で“と、“品川猿“が特に面白かった。前者は推理もののようでありながらファンタジーで、後者は何より猿が面白くて笑ってしまった。よくこんな猿というキャラクターを思いつくものだと思った。 「猿の分際でとんでもないことを言...
5つの話が収録されているが、“どこであれそれが見つかりそうな場所で“と、“品川猿“が特に面白かった。前者は推理もののようでありながらファンタジーで、後者は何より猿が面白くて笑ってしまった。よくこんな猿というキャラクターを思いつくものだと思った。 「猿の分際でとんでもないことを言うやつだ。」p241
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作者の短編集読み漏らし③ 個人的にぐうの音も出ない傑作だった。 全ての作品が、設定や描写とは違う部分で勝負している。 日常に異界の雫を一滴落とした様なバランス感に、池澤夏樹の作品世界に通ずるものを感じた。とにかく読みやすい筆力に、“洗練”という単語が浮かぶ。 読み終えた後、自分...
作者の短編集読み漏らし③ 個人的にぐうの音も出ない傑作だった。 全ての作品が、設定や描写とは違う部分で勝負している。 日常に異界の雫を一滴落とした様なバランス感に、池澤夏樹の作品世界に通ずるものを感じた。とにかく読みやすい筆力に、“洗練”という単語が浮かぶ。 読み終えた後、自分若しくは誰かをどこか肯定したくなる様な、作者の押し付けがましくない物事に対する考え方の提示がある。 5篇どれも甲乙付け難いが、『ハナレイ・ベイ』は特に琴線に触れる良さだった。
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