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毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者 朝日選書834
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
| 発売年月日 | 2007/11/25 |
| JAN | 9784022599346 |
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毒ガス開発の父ハーバー
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毒ガス開発の父ハーバー
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
最近、科学者とくに化学者に興味がある。先日『ライナス・ポーリング』を読んだ延長で本書を読んだ。 空気中の窒素をアンモニアとして固定する「空中窒素固定法」。その錬金術を生み出したのがフリッツ・ハーバー(1868-1934)であり、これを工業化したカール・ボッシュ(1874-1940...
最近、科学者とくに化学者に興味がある。先日『ライナス・ポーリング』を読んだ延長で本書を読んだ。 空気中の窒素をアンモニアとして固定する「空中窒素固定法」。その錬金術を生み出したのがフリッツ・ハーバー(1868-1934)であり、これを工業化したカール・ボッシュ(1874-1940)の名前と合わせて「ハーバー・ボッシュ法」と呼ばれる。この功績でハーバーは1918年に、ボッシュは1931年にノーベル化学賞を受賞している。 しかし、ハーバーは第一次世界大戦(1914-1918)においてはドイツ国家のために毒ガスを開発し、そのために「毒ガス開発の父」とも呼ばれ、ハーバーのノーベル賞受賞に対しては、大きな批判がおきた。 科学者の功と罪、明と暗を合わせ持つハーバーの原動力は何だったのか。それは、「認められたい」という承認欲求だったのではないか。父親に突き放されたハーバーにとって、母国に認められることが研究のモチベーションだったに違いない。そして、研究で母国に貢献することが生きがいだったに違いない。そのためなら毒ガス開発にも手を染めるというのは歪んだ愛国心だったかもしれないが、彼は健気なまでの愛国者であった。 著者の宮田親平氏(1931-2018)は東京大学医学部薬学科を卒業した秀才で、文藝春秋社で『週刊文春』の編集長まで務めた異色の経歴。2008年に本書で科学ジャーナリスト大賞を受賞した。
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気体改質の研究者であり人工窒素固定法ハーバーボッシュ法の開発者であるフリッツハーバーの伝記。海水から金を集めようと試みたことから海洋資源研究・海洋化学研究の父でもある。オススメ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校化学で習ったハーバー・ボッシュ法のハーバーの生涯について書かれた本。恥ずかしながら、ハーバー・ボッシュ法が非常に重要な化学反応であることを習った記憶はあるのだが、その理由までは把握していなかったし、アンモニア製造方法であることくらいしか覚えていない。アンモニアの重要性も本書で知ったようなものだ。しかし本方法がドイツのみならず人類に与えた影響は非常に大きく、更にハーバーには来日経験があり日本軍との関係や間接的にではあるが原爆との関係まである事を知った。もしこのような背景も含めてハーバー・ボッシュ法を習っていたら化学にもっと興味をもっていたかもしれず、自分が受けてきた化学教育というものが残念に思えた。 ハーバー・ボッシュ法という名前からしてハーバーとボッシュが協力して発見した方法かと思いきや、ハーバーが方法を開発し、ボッシュが工業化に成功した功績でノーベル賞が別々(別の年)に授与され、2人はそれ程面識がなかったことにも驚かされた。ボッシュはBASFの社員。ドイツを訪れる機会があればカイザーヴィルヘルム研究所を訪れてみたいと思う。 それにしても当時のドイツの化学力(科学力)には驚かされる。特にユダヤ人に優秀な科学者が多く、ナチスが迫害しなければ人材がアメリカ等に流出せずドイツの発展に貢献したのではないかと考えると、その点においてもドイツにとってナチスの台頭は不幸だったと思えた。それにしてもなぜユダヤ人に優秀な人が多く、かつナチス以前から差別的な扱いをされていたのであろうという疑問も湧いてきた。(単なる無知であるが) 日本の星という人物が第1次世界大戦敗戦後の天文学的な賠償金に苦しむドイツを研究資金において科学者を援助し、その科学者の中から原爆開発者がでてくるのはなんとも言えない気持ちになった。またハーバーの日本来日の目的が毒ガスの製造方法の伝授であったのはないかという記述にも非常に興味をもった。 天才化学者ハーバーの業績、生涯を歴史的背景と合わせて教えてくれた本。グッドでした。
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