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きつねのおきゃくさま 創作えほん
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | サンリード |
発売年月日 | 1984/08/01 |
JAN | 9784914985271 |
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きつねのおきゃくさま
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きつねのおきゃくさま
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商品レビュー
4.7
48件のお客様レビュー
むかし むかし 腹ペコきつねが痩せたひよこに会った すぐに食べようかと思ったが、太らせてから食べようと家に住まわせることにした やさしいおにいちゃん と、ひよこに言われるときつねはぼうっとなった きつねはひよこにそれはそれはやさしく食べさせた ある日、散歩に出掛けたひよこは痩せた...
むかし むかし 腹ペコきつねが痩せたひよこに会った すぐに食べようかと思ったが、太らせてから食べようと家に住まわせることにした やさしいおにいちゃん と、ひよこに言われるときつねはぼうっとなった きつねはひよこにそれはそれはやさしく食べさせた ある日、散歩に出掛けたひよこは痩せたアヒルに出会う このアヒルもきつねの家にやってきた 痩せたうさぎも加わった そんなある日、オオカミが現れた! 読み聞かせ時間は5分ちょっとです
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キツネはウサギとかみんなのことを守って狼に戦ったけれども、最後、最後笑って死んだところが少し、シクシクしました。
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きつねを始め、出てくる動物たちの「顔」がいい。どこか間が抜けていて、わるい奴になろうとしても、徹しきることができないきつね。きつねのことを「おにいちゃん」と言って慕い、すぐに相手を信用してしまう、これまた間の抜けている顔のひよこ、アヒル、うさぎ。紙芝居のように一ページごと見やすく...
きつねを始め、出てくる動物たちの「顔」がいい。どこか間が抜けていて、わるい奴になろうとしても、徹しきることができないきつね。きつねのことを「おにいちゃん」と言って慕い、すぐに相手を信用してしまう、これまた間の抜けている顔のひよこ、アヒル、うさぎ。紙芝居のように一ページごと見やすく整えられた絵に加え、むかし話のような語り口は、おだやかに、かつ軽快に読者に大事なことを伝えてくれる。 この絵本を読んでいると、言葉がどれだけ相手の心を動かすものなのか、その影響力と可能性についてしみじみ考えさせられる。「やさしい」「しんせつ」「かみさま」そういうまろやかな言葉によって心はほぐれ、その嬉しさを相手に返したくなる。きつねの中にあった最初の思惑が何であったにせよ、時間をかけて育まれ、こころの中にポッと咲いたその感情はまぎれもなく本物なのだ。 きっとこの絵本を読んだ人ならわかると思う。自分の中にある、「思いやり」とか「尽くしたい」とか「喜んでほしい」という感情がどこから来るものなのか。人は他者との関係性によって自身を育み、言葉によって心の糧を得、それがいずれ行動となる。 たぶんきつねは見つけたのだろう。自分が生きている意味を。だから最後は幸せだったのだと思う。そして、そんなきつねと一緒に暮らした、これまたどこか抜けたところのあるひよこ、アヒル、うさぎたちは、自分たちのために勇ましく戦ったきつねを見て、きっとなにかを受け取ったんじゃないかと思う。死を悼むということは、嘆き悲しむということは、涙を流すということは、その人のことが好きだったということを意味しているのだから。 ふとしたきっかけで生まれた感情が本物の感情となり、やがて行動へといたる。そしてその行動はきっと残った3匹に伝わり、彼らに何かを宿らせたんじゃないだろうか。 とっぴんぱらりの ぷう。
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