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ねずみ女房 世界傑作童話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 1977/03/20 |
JAN | 9784834005400 |
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ねずみ女房
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商品レビュー
4.7
26件のお客様レビュー
河合先生の本で紹介されていて読んだ。 手放すことへの葛藤を持ちつつ、離れて行くものの自由を尊重し、手放すことで結果的により深いものにふれることができるというのが、とてもとても今の心境に深く響いた。この気持ちを忘れずにいたい。 すごく滋養のあるものがたりだった。 2024.7.1
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同僚から児童書なんだけどに大人の女性が好きだと思う、と聞いて手に取る。 以下内容覚書と感想 めすねずみとして忙しく暮らす中、鳥かごに囚われたハトと出会う。 何も食べようとしないハト。口にしたいものはコレジャナイ。自由に空を飛び朝のつゆをついばみたい。めすねずみはハトから空を飛ぶことの素晴らしさや自由な外の暮らしを聞く。 空を飛べたら、外の世界を見られたらと憧れを抱きながらこねずみがうまれ、ハトに会えない日が続くが思い立ってハトの元へ。ハトはめすねずみの訪れををずっと待っていた。もう会えないかもと思ったよぅと何度も言いハグをするハト。羽毛の胸は暖かく。 ある日めすねずみはハトを逃がす。 ※こんなに短いお話なのに、暖かくて切なくて胸がぎゅぅぅとなった。小さな生きものたちのお話ではあるがいわずもがな、置き換えて思うところがあるヒトはたくさんいることだろう。おすねずみも登場するがこういう夫さんいるよねという感じ。 昔の映画「テルマ&ルイーズ」とかちょっと思い出した。 著者には『ねずみの家』というお話もあり、こちらはどうなっているか気になる。
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ハトとの出会いを通して、日々の貧しいルーチンの生活の中で、これまで思考したことのない事を思考し、やがて、「星を見る」一瞬の体験を得る、めすねずみ。 自分を取り巻く小さな世界から、ほんの一瞬だけれど、さらに広い世界、自分の世界を超えた世界に触れた者の、内面の輝き。めすねずみにとって、ハトを自由にしてやった後、窓から見えた光景は、神秘体験と言ってもいいかもしれない。 人生は、そんな「永遠の瞬間」によって、意味あるものとされ、輝きを放つ。たとえ、他の誰も、最も身近な家族でさえも、気が付かなかったとしても。 ハトの「物語」を通して、めすねずみの想像の翼が羽ばたいていく描写も良かった。 色々な解釈ができる、寓話的、詩的な物語。
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