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ねずみ女房 世界傑作童話
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ねずみ女房 世界傑作童話

ルーマーゴッデン【著】, W.P.デュボア【画】, 石井桃子【訳】

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ねずみ女房 世界傑作童話

1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福音館書店
発売年月日 1977/03/20
JAN 9784834005400

ねずみ女房

¥1,320

商品レビュー

4.7

26件のお客様レビュー

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2023/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同僚から児童書なんだけどに大人の女性が好きだと思う、と聞いて手に取る。 以下内容覚書と感想 めすねずみとして忙しく暮らす中、鳥かごに囚われたハトと出会う。 何も食べようとしないハト。口にしたいものはコレジャナイ。自由に空を飛び朝のつゆをついばみたい。めすねずみはハトから空を飛ぶことの素晴らしさや自由な外の暮らしを聞く。 空を飛べたら、外の世界を見られたらと憧れを抱きながらこねずみがうまれ、ハトに会えない日が続くが思い立ってハトの元へ。ハトはめすねずみの訪れををずっと待っていた。もう会えないかもと思ったよぅと何度も言いハグをするハト。羽毛の胸は暖かく。 ある日めすねずみはハトを逃がす。 ※こんなに短いお話なのに、暖かくて切なくて胸がぎゅぅぅとなった。小さな生きものたちのお話ではあるがいわずもがな、置き換えて思うところがあるヒトはたくさんいることだろう。おすねずみも登場するがこういう夫さんいるよねという感じ。 昔の映画「テルマ&ルイーズ」とかちょっと思い出した。 著者には『ねずみの家』というお話もあり、こちらはどうなっているか気になる。

Posted by ブクログ

2023/04/21
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「ねずみ女房の心にめばえた未知の世界への憧れ 平凡に暮らしていた女房ネズミとオスネズミ。ある日女房ネズミは、いつものように食べ物を探していると、家主のウィルキンソンさんが用意したかごに捕えられているハトと出会います。ハトからを空を飛んでいたころの外の世界の話を聞いた女房ネズミは、自由に羽ばたきたいハトの心情に強く心を打たれ、渾身の力で、かごの戸を開けてやります……。美しい魂の輝きが伝わってくる珠玉の名編です。 読んであげるなら ― 自分で読むなら 小学中学年から」

Posted by ブクログ

2022/06/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

ハトとの出会いを通して、日々の貧しいルーチンの生活の中で、これまで思考したことのない事を思考し、やがて、「星を見る」一瞬の体験を得る、めすねずみ。 自分を取り巻く小さな世界から、ほんの一瞬だけれど、さらに広い世界、自分の世界を超えた世界に触れた者の、内面の輝き。めすねずみにとって、ハトを自由にしてやった後、窓から見えた光景は、神秘体験と言ってもいいかもしれない。 人生は、そんな「永遠の瞬間」によって、意味あるものとされ、輝きを放つ。たとえ、他の誰も、最も身近な家族でさえも、気が付かなかったとしても。 ハトの「物語」を通して、めすねずみの想像の翼が羽ばたいていく描写も良かった。 色々な解釈ができる、寓話的、詩的な物語。

Posted by ブクログ

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