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ダロウェイ夫人 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2007/08/25 |
| JAN | 9784087605358 |
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ダロウェイ夫人
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ダロウェイ夫人
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商品レビュー
3.5
27件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初めてのウルフ。登場人物の思考をなぞっていくという独特な文体に最初は読みにくさを感じていたが途中で慣れた。基本的に一人称視点なので登場人物になったつもりで追体験していく感じ。逆に、ある登場人物の目を通して他の登場人物を客観的に見つめることもできるという構造も面白い。 個人的にはセプティマスに最も親しみを覚えた。クラリッサは憧れの対象。ピーターは嫌悪の対象だったかもしれない。 クラリッサがセプティマスの死について考える場面で、エミール・シオランのこの言葉を思い出した。「死に抱いているノスタルジーによってのみ死から切り離されている──こういう人間のなんと多いことか!死はこのノスタルジーに生の鏡を造りあげ、おのが姿をみつめることができる。ポエジー、すなわち死のナルシシズムの道具」
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初めてのウルフ作品、作中コロコロと頻繁に語り手が移り変わるのになかなか慣れず、ついていくのが大変だった。 作者の頭の中でもこんなふうに、色々な人物が現れては語り、またそれはべつの誰かに取って代わる、ということが絶え間なく行われていたのだろうか。 だとしたら、ウルフがそれにとらわれ...
初めてのウルフ作品、作中コロコロと頻繁に語り手が移り変わるのになかなか慣れず、ついていくのが大変だった。 作者の頭の中でもこんなふうに、色々な人物が現れては語り、またそれはべつの誰かに取って代わる、ということが絶え間なく行われていたのだろうか。 だとしたら、ウルフがそれにとらわれ、自らその世界へ向かってしまったことが何となくわかるような気もした。 次々と登場人物たちの「意識」が、こちらに流れ込んでくるとき、それは別々の人たちのものではなく、ウルフの中で展開されているものとして感じるのはなぜだろう。 ウルフ自身の頭の中、意識の中を覗き見たような、そんな不思議な感覚。
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ダロウェイ夫人の自宅社交会の1日。現在関わりのある人と青年時代に親交のあった人々、夫や子供など一同に集まり、若き日の回想シーンと、今の時代との対比など夫人の過去と現在を行き来する。社会的な地位が高い人と結婚し安定へと向かう夫人に比べて、旧友のピーターとサリーは直情的性格な故に、地...
ダロウェイ夫人の自宅社交会の1日。現在関わりのある人と青年時代に親交のあった人々、夫や子供など一同に集まり、若き日の回想シーンと、今の時代との対比など夫人の過去と現在を行き来する。社会的な地位が高い人と結婚し安定へと向かう夫人に比べて、旧友のピーターとサリーは直情的性格な故に、地位を積み重ねていく生活をしていかなかった結果暮らし向きが良くない。物語中盤から、ダロウェイ夫人からピーターとサリーの1人称の語りに変わっていく。ダロウェイ夫人の取り巻きを冷ややかに傍観する2人が妙である。
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