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逃亡くそたわけ 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2007/08/10 |
| JAN | 9784062758062 |
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逃亡くそたわけ
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逃亡くそたわけ
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商品レビュー
3.6
104件のお客様レビュー
メロンパンみたいな落石という表現がよかった。 マルクスとかウィトゲンシュタインとかヘーゲルとか出てきた。解説が渡部直己だったが、美味かった。
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自殺未遂して精神病院に入院した「あたし」は「なごやん」を道連れに病院から脱走。九州横断の旅が始まる。名古屋出身なのに頑なに標準語のなごやんと博多弁のあたしの会話が絶妙に面白く凸凹コンビっぷりが良い。梅崎春生の『幻化』の影響はあるが悲壮感は全くない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
21歳の女子大生である「あたし」は、もともと軽いうつ病の気があったのだが、突如躁に転換し、軽い気持ちで自殺を図る。 結果入院させられた病院は、拘束されているわけではないけれども、退屈だ。 ここにはいられない、と、財布と鍵だけ持って病院を脱走する。 たまたまその時中庭にいた「なごやん」を誘って。 「なごやん」なんて言うから、名古屋出身なんだろうとは思ったけれど、なんとなく小柄で猫背の貧相なおじさんかと思ったら、元慶応ボーイの24歳。 軽いうつということだけど入院しているのは、一人暮らしだからなんだろうか。 ちなみに「なごやん」というのは、故郷の名古屋を捨てた「なごやん」が愛する名古屋の銘菓の名前。 行き当たりばったりの逃避行は、疾走感と同じくらい閉塞感に満ちている。 どれだけ逃げても、病気は治らないのだ。 いずれ病院に戻されることになる。 さらに、九州の果てまで行ってしまえば、その先は車では行けないのだ。 飛行機で、船で、九州を脱出したところで、結局地球の重力からは自由になれやしない。 それでも、何かが吹っ切れて、たぶん二人は病院へ戻るだろう。 「なごやん」の退院は少し伸びてしまうかもしれないが、都会コンプレックスが減った分、故郷への愛着を自覚したのだから、まあまあよしとしよう。 会社に戻れるかはわからないが、社会へは戻れる。 「あたし」は多分まだ退院は無理だと思う。 幻聴・幻覚が本当に消えたのかもわからないし。 つまり、近い将来二人は別々の人生を生きていくことを互いに理解している。 もともと恋愛感情などもなく、行き当たりばったりの逃避行なのだ。 けれど、多少のお金は持っていたとしても、病気を抱えて不安だらけで、それでもふたりは一週間生き延びてきたではないか。 万引きだったり当て逃げだったり畑泥棒や無銭飲食もしたけれど、車中泊などもしながら、日帰り温泉にも入ったり、たまには贅沢にホテルに泊まったり。 そんなんでも、生きていけるんだなあ。 型にはまらなくても生きていくことはできるんだなあ。 という、謎のエールをもらったような気がした。
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