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怖い絵
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日出版社 |
発売年月日 | 2007/07/19 |
JAN | 9784255003993 |
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商品レビュー
3.8
229件のお客様レビュー
文庫版もあるらしいが、私が手にとったのは図書館に置いてあったソフトカバー版。 初版2007年ということで、17年前に発行されたものだと考えると、なかなかに感慨深い。 何が感慨深いか? この本には、いわゆる男女差別(原則、絵画が描かれた当時のものではある)が取り上げられている。しか...
文庫版もあるらしいが、私が手にとったのは図書館に置いてあったソフトカバー版。 初版2007年ということで、17年前に発行されたものだと考えると、なかなかに感慨深い。 何が感慨深いか? この本には、いわゆる男女差別(原則、絵画が描かれた当時のものではある)が取り上げられている。しかし、その内容は今もなお危惧すべきものであるところだ。 ルネサンス時代にあったという、美女と老女の対比などはなかなかに気分の良いものではない。 また、若い女性だけでなく、幼い少年に対しての搾取についても取り上げられていて、人間昔から権力を持つとろくでもないなあなどと思うなどした。 『怖い絵』というタイトル故に『怖い』が強調されているけれども、実際としては絵という窓を通して当時を覗き込むことで揺すぶられる数々の感情の中で、言語化がもっともしやすいものが『怖い』という感情なのだろう。 恐怖は人間にとってもっとも原初的なものであり、これがあったからこそ生物として生きのびることが出来たわけだから、情動のひとつとして『怖い』という言葉を採用したのは、端的に素晴らしい決断だったと思う。その一方で、どこかミーム的になっているような気もしているので、もったいないなあなどと感じた次第である。
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流石に邪推しすぎでは?と思うところもあるが、面白い。アルテミジアのユーディトは何回見ても殺意がマジ過ぎて好き。(それが画家自身の覚悟を反映しているという考察も遠からずと思う。) 後はレーピンのツァーリも好き。
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扉絵となってる横眼の 女性。 彼女こそいかさま師で 隣に立つ給仕の女性も グルなのでした。 カメラを引くとカモに されてる坊っちゃんが、 そうとは露知らず己の 手札に視線を落とし、 その隣で実行犯の男性 が、 今まさに背中の隠し札 を切ろうとしています。 十七世紀仏の...
扉絵となってる横眼の 女性。 彼女こそいかさま師で 隣に立つ給仕の女性も グルなのでした。 カメラを引くとカモに されてる坊っちゃんが、 そうとは露知らず己の 手札に視線を落とし、 その隣で実行犯の男性 が、 今まさに背中の隠し札 を切ろうとしています。 十七世紀仏の王室画家 ラ・トゥールによる作、 その名も『いかさま師』 ラ・トゥールといえば 『大工の聖ヨセフ』も。 卓越した表情の描写に あらためて感動です♡ アルテミジアが描いた ホロフェルネスの首を 斬るユーディットや、 ジョルジョーネによる 『老婆の肖像』もまた、 表情の描写ということ でいうと素晴らしいの 一言。 時空を超えて人びとの 心の闇を、 それが現代の私たちの ものと変わらないこと を知らしめてくれます。
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