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幼児期 岩波新書
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幼児期 岩波新書

岡本夏木(著者)

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幼児期 岩波新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2005/05/20
JAN 9784004309499

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商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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2010/05/28

 幼児期の親子のふれ…

 幼児期の親子のふれあいが、いかに重要であるかを説く。幼児期の子どもは、どう感じているのか。どう接するべきか。あらためて考えさせられる。これから子育てを始める方に、一読をお薦めする。

文庫OFF

2023/12/16

要旨:  情報社会・能力主義社会は幼児期も浸食し、人間形成の基礎となる大切な時期である幼児期不在のまま成長する人間が増えていることは現代社会の危機である。 なぜなら幼児期は人間が自己実現していくのに不可欠な精神の発達基板を形成する時期だからである。  幼児期に行われる主な活動「し...

要旨:  情報社会・能力主義社会は幼児期も浸食し、人間形成の基礎となる大切な時期である幼児期不在のまま成長する人間が増えていることは現代社会の危機である。 なぜなら幼児期は人間が自己実現していくのに不可欠な精神の発達基板を形成する時期だからである。  幼児期に行われる主な活動「しつけ」「遊び」「表現」「言葉」を通して幼児期に形成されるものが何かを考える。  まずしつけは、自己の実現と他者の関与を統一し、社会に生きていくための基礎を身につける場である。愛情を持ったしつけを通じて、子どもは自分の行動を行為として認識し、やらされるのではなく誇りと自尊心を育て、自己形成していく。  遊びは、それ自体を目的とし、自発的に行われ、自由度が高く快適で楽しい場。特に想像力を用いた虚構の遊びを通じて子どもは未知の物へとアクセスし自分の内に取り込んでいく。  表現は自分の内なるものを外部に表す作業。外部のものを自分の内に取り込んでいく認知とは相互作用して変容する。表現は成果より過程が大事である。  言葉は行動と相互作用して変容する。他者との共同行為である対話や自分に向けての言葉を通じて自分を理解していく。(※内容濃かったのですがまとめきれず)  こうした幼児期の諸性質こそ人間が生きるための本来的な基礎であり、その上に立ってこそおとな社会の諸性質ははじめて人間性充実のための力として機能する。  生涯にわたって自己の新たな意味づけを必要とする時や、危機的場面に遭遇した時、そこに立ちもどり、そこから再出発するべき原点となる記憶の母胎となりうるのが幼児期。  こうした幼児期の諸機能は時間をかけて育てられるべきで、現代のスピードや効率優先社会を憂い、保育の場の再建をとねがうのである。

Posted by ブクログ

2021/04/29

良い本だと思うが、私には少々読みづらかった。 子育てで大切なことは、(親を含めた)他人と関わる機会をなるべく多く作ること、新たな経験を沢山積ませることなのかな、と感じた。

Posted by ブクログ

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