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ブラームスはお好き 新潮文庫
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ブラームスはお好き 新潮文庫

フランソワーズ・サガン(著者), 朝吹登水子(訳者)

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ブラームスはお好き 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 1961/05/01
JAN 9784102118047

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ブラームスはお好き

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商品レビュー

3.9

89件のお客様レビュー

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2025/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

11/25カフェにあったので。まだ第五章までしか読んでないのでよくわからないが、好きな気配。図書館で借りて続きを読もうと思う。 11/26-27図書館で借りて続きを。こういう男女いるいる。シモンもシモンですぐ結婚してそう。結局どうにもなってないんだけど、読みやすくてステキな文章だった。

Posted by ブクログ

2025/09/24

歳をとると自分のための恋愛しか出来なくなっちゃうんだろうか。ポールもロジェも自分勝手で普通に嫌いだけど、だからこそシモンの献身が眩しく「美しい苦しみ」と表現されたラストが好きだと思った。この時代の歳の差が切ない。それにしても、タイトルがお洒落。

Posted by ブクログ

2025/07/20

フランソワーズ•サガン(1935-2004)は、1954年、19歳で『悲しみよこんにちは』でデビューする。 認めたのは、ジョルジュ•バタイユとロジェ•カイヨワ。 そのお墨付きで、サガンは一躍文壇のトップに躍り出る。 『ブラームスはお好き』は、デビューから5年後の1959年に発表...

フランソワーズ•サガン(1935-2004)は、1954年、19歳で『悲しみよこんにちは』でデビューする。 認めたのは、ジョルジュ•バタイユとロジェ•カイヨワ。 そのお墨付きで、サガンは一躍文壇のトップに躍り出る。 『ブラームスはお好き』は、デビューから5年後の1959年に発表されている。 「文壇のシャネル」や「女版ジェームズ•ディーン」などと持て囃されていた、イケイケの時だ。 邦題『ブラームスはお好き』は、フランス語では、『Aimez-vous Brahms ?』。 邦題を見ると、「ブラームスはお好き?」ときいているのは、女性だと思ってしまう。 何せ、著者は、20代のパリジェンヌなのだから。 だが、この質問は、男性から女性になされている。 それは物語を読んでみなければ分からない。 1961年公開の映画では、ヒロインはイングリッド•バーグマンだ。 バーグマンは当時、45歳。 第二次世界大戦中に愛したカメラマン、ロバート•キャパは、7年前に、インドシナで地雷を踏んで死んでいる。 そうした影が彼女の表情には揺曳しているようだ。 問題は、この作品で、年上の女性と若い男性が聴きに行ったブラームスの曲は何か、ということだ。 小説ではそれは書かれていない。 だが、映画では、あやふやにする訳にはいかない。 映画で確認してみると、ブラームスの交響曲第三番第三楽章が使われていた。 果たして、それで良いのか? 物語は、三角関係の物語だ。 ヒロインはポール(映画ではイングリッド•バーグマン)。 彼女には結婚してはいないが同居しているロジェ(映画ではイブ•モンタン)がいる。この男は浮気症だ。 と言っても、これは、典型的なフランス人のカップルの在り方と、女性を口説くのがエチケットと考えるフランス男性の一般的な性格を付与したものにすぎない。 ロジェは、ブラームスは聴かない。 フランス人なのに、聴くのはワグナーときている。 そういえば、ドイツ人のワグナーも、女好きだった。 フランツ•リストの娘で、指揮者のフォン•ビューローと結婚していたコジマを無理矢理奪ったのは有名な話だ。 ポールに「ブラームスはお好きですか?」と手紙で尋ねるのは、年下で繊細なシモン(映画ではアンソニー•パーキンス)。 彼はブラームスが好きなのだ。 ポールは、ブラームスを聴かない。 好きなのは、モーツァルトの方だが、音楽よりも本を好む。 重要なのは、ポールとシモンの年齢だ。 ポール 39歳。 シモン 25歳。 年齢差14歳。 ブラームスが師と仰ぐシューマンの妻クララに恋をしていたと言うのは有名な話だ。 ブラームスは、1833年生まれ。 クララ•シューマンは1819年生まれ。 年齢差14歳。 サガンは、ポールとシモンの関係に、ブラームスとクララの関係を投影していた事は間違いない。 だとすると、ポールとシモンがコンサートで聴いたブラームスは、交響曲第三番ではなく、第一番だったのではないか? 作曲に20年かけて、ベートーヴェンの交響曲第九番に次ぐ、第十番と呼ばれる交響曲が、ブラームスの第一番だった。 そして、そこには、ベートーヴェンへのオマージュだけでなく、クララへの愛のテーマも忍ばせてあった。 だから、映画とは異なり、この小説を読むときは、ブラームスの交響曲第一番が相応しいのではないかと、思う次第。

Posted by ブクログ