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わたしが・棄てた・女 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 1983/05/01 |
| JAN | 9784061311411 |
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わたしが・棄てた・女
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わたしが・棄てた・女
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商品レビュー
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数年前、愛するという…
数年前、愛するという題名で映画化されました.ハンセン氏病かんじやのために生きようとした彼女は…
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男は終始ミツを見下し、弱い女と言う。だが時がたち、男は彼女を聖女だと思っている。ミツは男に振り回され続け、人に同情し、自ら面倒ごとに突っ込む。最終章である女がミツについてこう言う。 「同情は、本能や感情にすぎず、つらい努力と忍耐のいる愛ではない」 「彼女の場合には、愛徳の行為に...
男は終始ミツを見下し、弱い女と言う。だが時がたち、男は彼女を聖女だと思っている。ミツは男に振り回され続け、人に同情し、自ら面倒ごとに突っ込む。最終章である女がミツについてこう言う。 「同情は、本能や感情にすぎず、つらい努力と忍耐のいる愛ではない」 「彼女の場合には、愛徳の行為にわざとらしさが少しも見えなかった」 「私たちの信じる神は、誰よりも幼児のようになることを命じられました。単純に、素直に幸福を悦ぶこと、単純に、素直に悲しみ悲しみに泣くこと、そして単純に、素直に愛の行為ができる人、それを幼児の如きと言うのでしょう。」 彼女は強かった。学の無さ故に、自身の感情を小難しく分析するようなことは出来なかったが、自分の感情に素直に向き合い、一途に男を想い続けた。 ハンセンの病に罹り、自分に余裕がない時ですら人に手を差し伸べることをやめられない程に、人の痛みを拾いすぎてしまう。ここまで心の綺麗な人がいるのだろうか。わざとらしさのない同情をできる人間など存在するのだろうか。 男は女を分類し、ミツを見下し、本命という女に対して愛情はあるが、どことなく出世を見据え、何かわからぬ淋しさを持っている。自身の虚勢や、見られ方や、目の前の人間と向き合うことをせず、都合の良い解釈で理想像の自分を作り上げる。これのどこに人を分類できるほどの価値があるというのか。エゴイズムに塗れた感情を男を通じて見せつけられる。 どちらも人種としては少なくないものに思う。世の中に沢山いるだろう。だけど、人としての美徳や生き方への拘りを、わたしは持って生きたいと思う。
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神がいるなら、何故人を平等に作らなかったのか。 よく投げかけられるこの疑問が、この本を読んで私も頭に浮かんだ。 ミツの言うとおり、なぜ無実な子供に苦悩を与えることができるのか、。 そう考えるとやはり神などいないのかもしれない。 でも私はそれでも何かすがるものを欲している。 ...
神がいるなら、何故人を平等に作らなかったのか。 よく投げかけられるこの疑問が、この本を読んで私も頭に浮かんだ。 ミツの言うとおり、なぜ無実な子供に苦悩を与えることができるのか、。 そう考えるとやはり神などいないのかもしれない。 でも私はそれでも何かすがるものを欲している。 吉岡の男性としての視点は非常に現実的だと思った。し、このエゴを誰しもが持っている。ミツのような人のほうがほぼいないと思う。 この小説では彼女こそが俗に言う神の様に見えた。
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