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津軽 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2004/06/01 |
JAN | 9784101006048 |
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商品レビュー
4.1
176件のお客様レビュー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
太宰治が故郷・津軽を3週間旅をした話。 今まで読んだ作品の中で、1・2位を争うくらい好き作品。 松尾芭蕉の行脚掟(あんぎゃのおきて)を、独自の解釈で破ってお酒を飲むところ、また 「他の短を挙げて、己が長を顕すことなかれ。 人を誹りておのれに誇るは甚だいやし。」 の掟を破り、「芭蕉だって、他門の俳諧の悪口は、チクチク言ったに違いない。」と、某五十代作家(志賀直哉だと言われている)の悪口を言うシーンは、太宰治の卑屈さとユーモアある性格が現れていて笑った。 また津軽の歴史や寺社仏閣、その土地柄の人たちの性格・風土について知ることができたのも良かった。 津軽へ行く機会があったら、必ずこの本を片手に旅したい。 ラストの、たけと30年ぶりに再会するシーンの描写が好き。スッキリとした爽やかな読後感がある。
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