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働かない 「怠けもの」と呼ばれた人たち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青土社/青土社 |
発売年月日 | 2006/12/30 |
JAN | 9784791763078 |
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
古今東西の働かない人、怠け者の流派やスタイルを紹介するような本。 著者の息子が働かないでダラダラしているので本書を執筆したとあるが、肝心の著者が「働きたくない」「何もしたくない」(本書の原題はDoing Nothing)人の気持がみじんも分かっていないので、どうも話に出てくるエピ...
古今東西の働かない人、怠け者の流派やスタイルを紹介するような本。 著者の息子が働かないでダラダラしているので本書を執筆したとあるが、肝心の著者が「働きたくない」「何もしたくない」(本書の原題はDoing Nothing)人の気持がみじんも分かっていないので、どうも話に出てくるエピソードが空回りしているように見える。 反体制のサボタージュで働いていないって、それはさすがに特殊な例でしょうよ。 自分は無気力で働かない・働けない人の大元にあるのは「虚無」「疲労」「諦観」と「居心地の良さ」が同居した奇妙な状況だと思うのでそのヒントがあればと思ったが、特に参考になるような記載はなかった。
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働かない系の本は、近年でこそインフルエンサーが遊びが仕事になるみたいな話で盛り上がってるけど、歴史的にはあまり語られてない。 人文・社会学の範囲から色々言ってて、一回だとわかんないからまた欲しくなったときにみよ。
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タイトルが最高。本棚に置いてみるといい。厚さ2センチの背表紙にデカデカと書かれた「働かない」の文字をみるたびにビックリする。 18世紀から現代までの英米の怠け者たちを追っていく。 労働に反抗する「怠け者」たちはいつの時代もいたことは心強い。 (それぞれの時代背景や思想は違っている...
タイトルが最高。本棚に置いてみるといい。厚さ2センチの背表紙にデカデカと書かれた「働かない」の文字をみるたびにビックリする。 18世紀から現代までの英米の怠け者たちを追っていく。 労働に反抗する「怠け者」たちはいつの時代もいたことは心強い。 (それぞれの時代背景や思想は違っているが) 最後に日本のフリーターの話も出てくる。2017年にはちょっと時代遅れか? 読んでると気持ちが揺さぶられ自分の労働倫理について考えたくなる。 バートルビーの「しないほうがいいのですが」(I would prefer not to)の言葉は座右の銘にしたい ちょっと高めだが、買う価値は十分ある。 しかしこの大著を書いた著者も翻訳者も「働かない」とは真逆の労苦をしなきゃいけないのは皮肉な話だ。 ていうか500ページを読むのも重労働だし。
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