リスとお月さま

ゼバスティアンメッシェンモーザー【作】, 松永美穂【訳】

• 販売会社／発売会社: コンセル/コンセル
• 発売年月日: 2007/02/01
• JAN: 9784907738464

商品レビュー

2024/04/14

〝ある朝､リスはびっくりして目を覚しました｡お月さまが､リスの家に､落っこちて来たからです...いつも見ている､大きくて丸くて､黄色いお月さま｡そのお月さまが､いったいどうして､リスの家に落ちて来たのでしょう?...｢誰かが､お月さまを獲ろうとして､落としちゃったのかな? ぼくの処にあるのが､見つかったら･･･泥棒だと思われて､捕まって牢屋に入れられちゃうよ!」〟ﾖｰﾛｯﾊﾟのある森に棲むリスが見た､空から落ちて来た月｡夢か幻か? この謎解きは､見開きページに描かれてある､と言っては野暮なのです｡

2023/07/31

面白かったですが、牢屋に入れられたような場面が、よく理解できなくて、なくてよかったのではないかと思いましたが?

2023/03/27

ある朝、リスはびっくりして目を覚ましました。お月さまがリスの家におっこちてきたからです。お月さまがぼくのところにあるのが見つかったら、泥棒だと思われて、牢屋に入れられちゃう。お月さまをどこかへやらなくちゃ!2005年のボローニャ国際ブックフェアのベスト・イラストレーター展ノミネート作品。

表紙の絵がとーってもかわいい！！
白黒の鉛筆画がベースに、ボッテリとした黄色いお月様（正確にはチーズ）。このコントラストが良い。

おはなしにはツッコミどころがいろいろあり（笑）
まず、「お月様が落ちて来た！」と勘違いするリスはとってもかわいい。が、「誰かが月を盗んで落としちゃったのかな
？もしここにあるのがみつかったら・・・泥棒だと思われて、牢屋に入れられちゃう！！」って。りすさん、牢屋とかを知っているなら、お月様は人間が作ったチーズだってことに気付いて。そんなに人間の世界を知っているなら（笑）

月がせなかの針にささって途方にくれているハリネズミに笑ってしまった。え、ヤギは一体どうしてツノにつきさしたの（笑）

そしてラストの、月を空に戻すシーンも笑った！
その強引なオチは好き！

かわいさとシュールさと真面目さとおかしさとがまざった、独特な絵本。

注：途中で虫と大量のネズミがお月様にたかるシーンがあり、そういうのが苦手な人はご注意・・。

☆読み聞かせは、少人数だと◎。鉛筆画なので大人数だと見にくいかもしれない。