リスとお月さま の商品レビュー

ゼバスティアンメッシェンモーザー【作】,松永美穂【訳】

2024/04/14

〝ある朝､リスはびっくりして目を覚しました｡お月さまが､リスの家に､落っこちて来たからです...いつも見ている､大きくて丸くて､黄色いお月さま｡そのお月さまが､いったいどうして､リスの家に落ちて来たのでしょう?...｢誰かが､お月さまを獲ろうとして､落としちゃったのかな? ぼくの処にあるのが､見つかったら･･･泥棒だと思われて､捕まって牢屋に入れられちゃうよ!」〟ﾖｰﾛｯﾊﾟのある森に棲むリスが見た､空から落ちて来た月｡夢か幻か? この謎解きは､見開きページに描かれてある､と言っては野暮なのです｡

2023/07/31

面白かったですが、牢屋に入れられたような場面が、よく理解できなくて、なくてよかったのではないかと思いましたが?

2023/03/27

ある朝、リスはびっくりして目を覚ましました。お月さまがリスの家におっこちてきたからです。お月さまがぼくのところにあるのが見つかったら、泥棒だと思われて、牢屋に入れられちゃう。お月さまをどこかへやらなくちゃ!2005年のボローニャ国際ブックフェアのベスト・イラストレーター展ノミネート作品。

表紙の絵がとーってもかわいい！！
白黒の鉛筆画がベースに、ボッテリとした黄色いお月様（正確にはチーズ）。このコントラストが良い。

おはなしにはツッコミどころがいろいろあり（笑）
まず、「お月様が落ちて来た！」と勘違いするリスはとってもかわいい。が、「誰かが月を盗んで落としちゃったのかな
？もしここにあるのがみつかったら・・・泥棒だと思われて、牢屋に入れられちゃう！！」って。りすさん、牢屋とかを知っているなら、お月様は人間が作ったチーズだってことに気付いて。そんなに人間の世界を知っているなら（笑）

月がせなかの針にささって途方にくれているハリネズミに笑ってしまった。え、ヤギは一体どうしてツノにつきさしたの（笑）

そしてラストの、月を空に戻すシーンも笑った！
その強引なオチは好き！

かわいさとシュールさと真面目さとおかしさとがまざった、独特な絵本。

注：途中で虫と大量のネズミがお月様にたかるシーンがあり、そういうのが苦手な人はご注意・・。

☆読み聞かせは、少人数だと◎。鉛筆画なので大人数だと見にくいかもしれない。

2022/06/12

突然、月が落ちて、リス、ハリネズミ、ヤギ、ネズミは大騒ぎ、途中で出てくる牢屋がモノクロで描かれているところが捕まることの恐ろしさを表している。終わり方も見事。スタートとも呼応している

2022/03/02

目を覚ましたリスはびっくり。
お月さまが落っこちてきていたからです。
どうしよう！ドロボウと思われないかな？

〇リス、ハリネズミ、ヤギの妄想が楽しい
　お月さまの正体は、読者にはわかる

2021/10/17

タイトルから、こんな物語になるとは思わず、びっくり。風刺画のような劇画調タッチが、また面白く、シュールなギャグ漫画を読んでいるようです。

また、心配性で一生懸命なリスの絵が愛らしく、続編もあるそうなので、是非読んでみたい。

文章が全く無いところは、お子さんなら、見た印象で大爆笑しそう。ただ、天丼はどう説明したものか。大人向きの要素も入ってるのが、また面白い。

2021/06/17

これは…！！！とても面白かった。娘も笑う、私も笑う、もはやコントかと思えるくらいの面白さがあるのに、絵はすごく綺麗で繊細なタッチで、デザイン性も高い絵本。

2020/12/22

ブクログで表紙絵を見て一目惚れ。
図書館で借りました。

これは愉快な絵本ですね!
表紙を見て、ファンタジックでロマンあふれるお話だと勝手にイメージしていたので、良い意味で裏切られましたね。

リアルに可愛らしく描かれたリスが、妙にどっしりと重そうで真っ黄色のお月さまを一生懸命押しています。
さて、なにがあったのでしょうか、、、。

囚人が刺繍をしているところと、ヤギの寝起きの顔がツボです。
なぜ囚人が？なぜヤギが？と思った方は読んでのお楽しみということで！

こんな上質なコントみたいな絵本もあるのか〜と新鮮に思いました。

2020/02/03

スケッチ風のイラストが素敵♪
色数が少ない中で一際輝く黄色
鮮やかなお月さまの存在感を感じる。

なんともリスの想像力がかわいい
繊細に描かれているイラストは
小さい子どもたち目にどう映るのか
一緒に読む日が楽しみ^ ^

2019/11/28

面白かったー！！
大人のための絵本って感じ。

動物たちの動きがいきいきしてる。
所々シュールで楽しい絵本なんだけど、アートを観てるような感覚もあって不思議。
お腹いっぱいのねずみたちが結構ツボでした。