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ロリータ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2006/10/28 |
| JAN | 9784102105023 |

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ロリータ
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商品レビュー
4
214件のお客様レビュー
少女特有のあやうい魅…
少女特有のあやうい魅力や色気があるのは、万人が認め得るところだと思う。けれどそれが直接、色欲に結びつくかはまた別の話で…色々な意味で、冒険小説。
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『ロリータ』って名前はとっても有名だし、 「ロリコン」、正式には「ロリータ・コンプレックス」という言葉が、この作品をもとに後から生み出された事はなんとなく知っていました。 でも文学として、どういう内容の作品なのかは全く知らず。 ロリータ・コンプレックスという言葉が、この作品を...
『ロリータ』って名前はとっても有名だし、 「ロリコン」、正式には「ロリータ・コンプレックス」という言葉が、この作品をもとに後から生み出された事はなんとなく知っていました。 でも文学として、どういう内容の作品なのかは全く知らず。 ロリータ・コンプレックスという言葉が、この作品をもとに生まれてきているというからには、おじさんが幼女を性的対象として見る話なんだろうなぁ、とは思っていました。 でもどうしてそんな気持ち悪いし、許しがたい設定の話が、世界文学として成り立つのか? 背表紙には「世界文学の最高傑作」とまであるぞ?と、もう気になりすぎて気になりすぎて、先へ先へと読んでいたら、約550ページを読み終わっていました。 ロリータという12歳の少女に恋をするハンバート・ハンバートという男、思っていたよりは若かったけど(37歳)、やっぱり気持ち悪かった。許せなかった。でも設定がどうであれ、素晴らしい文はやっぱり素晴らしい文だし、巧みなストーリー構成はやっぱり巧みストーリー構成でした。 「ロリコン男」という設定と、芸術としてのナボコフの文学を、この作品においては、私は切り離して受け入れられます。 (村上春樹の『1Q84』とは違って笑) 『ロリータ』を読んでいて、これはナボコフという男性作家のロマンや性的嗜好なのではないかという印象は受けず、やはり作者のあとがきで作者自身はハンバート・ハンバートという登場人物とは相容れないと書いてあり、私の印象を裏付けてもらえました。 そこをまず白黒ハッキリさせておかないと、私のモラル・道徳が許しませんでした笑 さて、それを踏まえてこの作品について語るとしたら、まず驚いたのは、こんなに旅をしながら進んでいくロード・ノベルだとは思ってもいませんでした。アメリカ国内を車で旅する系の話にとても惹かれました。行く先々の人や風景などの描写が良かった。 アメリカに亡命したナボコフだからこそ、書けた話なんだろうなぁと思いつつも、本当にアメリカなのか?と疑いたくなる、カラッと全くしていない、シトシトと降る霧のような雨の中1人で語り続けているイメージ(あくまでイメージ)がロシア文学っぽくて、不思議なミックスだと思いました。皮肉やユーモアのセンスもアメリカではなくロシアだぞ、ロシア、と思っていました笑 私自身は、「そういうところは日本人っぽいね。そういうところは外国人(オーストリア人)っぽいね」と言われるのが実はとても苦手なので、アメリカっぽいとか、ロシアっぽいの話はこれくらいにしますが笑、とにかくその唯一無二な雰囲気が堪らなく良かった。誰にも真似できない、ナボコフさんのバックグラウンドたからこそできるのだと思うと、とてつもなく尊いです。好きです。 そこに更にフランス語やドイツ語の言葉も沢山入ってくるので、いろんな雰囲気を全て上手く融合させた感じが素晴らしかった! そして語り手(主人公)のヤバさのレベルを徐々に徐々に上げていく表現がとんでもなく上手かった。 愛に狂う(しかも子供への)男の話しなんてまともに聞けるかー!と、私は全くずっと彼を信頼しないまま読み終わりました笑 「信頼できない語り手」ってこういうことであってますか?!笑 絶対にまた再読します。 大江健三郎(!)も解説で何度か読んだと書いていました。 きっと読むたびに新しい発見があると思う。 因みに映画はキューブリック監督の1962年版と、1997年版だとどちらが良いのか!大江健三郎はキューブリックだと言っていますが、映画もとても気になります。
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本作を評して英語とのロマンスを描いているというほど言葉遊び(言語遊戯)が多い。例えもよく分からないことがある。そもそも文章が長すぎてかなり読みにくいのに。こうした特徴がそもそも翻訳小説でナボコフを読むのはどうなの?と思わざるを得ない。作中に散りばめられた文学的な挿入も英語・ロシア...
本作を評して英語とのロマンスを描いているというほど言葉遊び(言語遊戯)が多い。例えもよく分からないことがある。そもそも文章が長すぎてかなり読みにくいのに。こうした特徴がそもそも翻訳小説でナボコフを読むのはどうなの?と思わざるを得ない。作中に散りばめられた文学的な挿入も英語・ロシア語圏の話で全く身近でない。読者に高度な知識と読解の忍耐力を要求している本を翻訳で読んでいるのが間違っている気がしてならない。そのとっつきにくさ緩和するためにを少女性愛というポルノをフックにしてるのだろうと思われる。 本書のいいところは読みにくい文をちゃんと読んだ後に訪れるイメージの豊かさにある。このすさまじい筆力によってドロレスの官能的な魅力と少女らしさのスナップ写真・記録映像が脳裏に展開される。 解説でもナボコフ本人の弁でもあるように、クライマックス近くにある、崖の上から見下ろした街から音が昇ってくるシーンは情緒にあふれている名シーンで本作で一番いいとこだ。 読むのに半端なく時間がかかった。内容が性犯罪者の苦悩であったせいでそもそも読む気が進まない上に文章が読みにくいという二重苦だった。 ただ、今振り返ってロリータの読書体験は瑞々しいきらめくようなイメージを伴っている。確かに美しさとの接触があった。 最後に1940年代アメリカ風俗紹介小説としても読めたことを付け加えておく。
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