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ふたりのロッテ 岩波少年文庫138
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2006/06/16 |
JAN | 9784001141382 |
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ふたりのロッテ
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商品レビュー
4.2
70件のお客様レビュー
ロッテとルイーズ、そんなことがあるの?双子なことを秘密にして2人を引き裂いておくなんて!良かった。2人がちゃんと出会えて。ルイーズが初めてお母さんの写真を見せてもらって「私のおかあさん」と写真を抱きしめ、ロッテが腕をルイーゼに巻き付けた。2人の幸せな瞬間。そこからの2人は、一生懸...
ロッテとルイーズ、そんなことがあるの?双子なことを秘密にして2人を引き裂いておくなんて!良かった。2人がちゃんと出会えて。ルイーズが初めてお母さんの写真を見せてもらって「私のおかあさん」と写真を抱きしめ、ロッテが腕をルイーゼに巻き付けた。2人の幸せな瞬間。そこからの2人は、一生懸命知恵を絞って、一緒になるという夢を実現させた。最後までハラハラしたけど、私も幸せな気持ちに包まれた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりの再読。 双子が入れ替わるという話は、今では陳腐ですらあるのだが、この時はすごいアイデアだったのだと思う。 大人になって読むと、こんなことあるはずがないと思ってしまうが、ケストナーもそれは重々承知なのである。双子は出会わず、元夫婦が再び夫婦に戻ることもまずない。双子はそれぞれ孤独を抱えて育ち、父はイレーネと再婚するのがリアルだ。しかしあえてそうしなかった。それは読者である子どもが「こうなってほしい」と考える結末を裏切りたくないという気持ちと、(書かれた時代を考えれば)敗戦、ナチス支配という負の歴史に叩きのめされたドイツ人に希望を取り戻してほしいという思いであったろうと思う。そこのところを訳者があとがきでもやさしい言葉で書いている。 必要以上に会話や心情を描くことなく、ちょっとした行動や言葉から登場人物の人となりが伝わり、物語が動くところなど、ケストナーの上手さも堪能できる。 母は娘に頼り過ぎていたこと、娘に大人びたふるまいをさせていたことに気づき、父は娘をほったらかしにしていたこと、家族は自分の仕事に邪魔になる存在なのではなく、仕事の活力になる存在だということに気づく。ここらあたりは現代の親が読んでもはっとさせられるのではないかと思う。 時代的に仕方ないが、ミュンヘンで編集者をしていた母が再婚してウィーンに来てから、仕事のことが語られないこと。夫はウィーンフィルの常任指揮者兼作曲家なのだから、戦後すぐなら仕事をやめて専業主婦っていうのは自然なのだろうが、現代なら仕事を続けるのではないだろうか。ここはちょっと残念な気がする。 トリアーの絵は大好きだが、今のイラストレーターのように主人公を魅力的に描こうという気持ちはあまりなく、双子の可愛い絵は意外と少ない。父パルフィー氏ももう少しかっこよく描いてもよかったんじゃないかと思うし、アンニ・ハーバーゼッツァーは怖すぎる。(しかも絵が大きい。) でも、イラストレーターが「魅せる」ことに注意を払わなくていい時代もあったという歴史の証言ではある。
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