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照柿(上) 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 2006/08/10 |
| JAN | 9784062752459 |
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照柿(上)
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商品レビュー
3.6
57件のお客様レビュー
合田刑事の細かい心理…
合田刑事の細かい心理描写が、リアルな人間像を浮かび上がらせる、重厚で深みのある警察小説。高村薫氏という女流作家にしか描けない男の物語。
文庫OFF
全面改稿 待望文庫化!「あの人殺しが遂に死んだか」暑すぎた夏、2人の男が堕ちていく。 ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死(れきし)した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを続ける関係だっ...
全面改稿 待望文庫化!「あの人殺しが遂に死んだか」暑すぎた夏、2人の男が堕ちていく。 ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死(れきし)した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを続ける関係だった。葡萄のような女の瞳は、合田を嫉妬に狂わせ、野田を猜疑に悩ませる。『マークスの山』に続く合田刑事第2幕。
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▼(上下巻まとめた感想) ▼「マークスの山」に続く、合田刑事シリーズの第2作だそう。第3作の「レディ・ジョーカー」と、マークスは読んだので、その間のを読んでみよう、と。結果的に、高村薫さんの作家としてのクオリティの高さと言うか、志の高さがよくわかる読書でした。 以下、ネタバレ...
▼(上下巻まとめた感想) ▼「マークスの山」に続く、合田刑事シリーズの第2作だそう。第3作の「レディ・ジョーカー」と、マークスは読んだので、その間のを読んでみよう、と。結果的に、高村薫さんの作家としてのクオリティの高さと言うか、志の高さがよくわかる読書でした。 以下、ネタバレも含みます。 ▼マークスは、議員関係者などを含む連続殺人。犯人は知的障碍者。レディ・ジョーカーは、はっきりグリコ森永事件が題材で、大企業・警察・犯人側の大スペクタクル人間模様。それに比べると、「照柿」は、以下のような話です。 ・東京都の郊外の、羽村市。 ・長年、熱処理工場で勤めて今は主任クラスの中年男。既婚で子供ありだが、業務がブラックで神経衰弱気味。 ・その中年男の、「昔々の女」であるパート主婦的な30女。夫とぎくしゃくしている。 ・このふたりが、少しづつ日常がゆがんでいき、壊れていき、砂の城が崩れるように墜ちていく。最後は、男が女を殺してしまう。 ・という話に、「その女に一目ぼれしちゃった刑事・合田」が絡む。そしてなんと合田さんが上の「男」と幼馴染だったことから、三人がぐちゃぐちゃに絡んで進んでいく。 ▼言ってみれば、地味だし、話は小さいのです。ただそれはもう、完全に確信犯なんですね。 まず、都心のおしゃれさとはまっったく縁がない、関東近郊の工場勤務界隈で暮らす、主人公のすさんだ日常の描き方が凄い。圧巻です。 主人公と同じようにブラック労働に疲弊する合田刑事のストレスまみれの精神の描写、その挙句の、理不尽なひとめぼれの、ねちっこい描き方。 そして全体に、メグレ警視シリーズのような、市井のありきたりな不幸の味が染みた珈琲のような、灰色のため息のようなものの最果てに行きついた殺人事件までの進行は、現代の執拗な風増描写の向こうに荘厳なギリシャ神話みたいな音色がします。 そうそう、メグレの傑作を読んだような、でもちょっと救いは足らないような、そんな素敵で分厚い読後感でした。 ▼そして、同じ合田刑事シリーズでも、マークス、照柿、ジョーカーと、それぞれに、「作者がやりたいこと」が違ったんだなあ、ということを実感しました。小説家としての姿勢の良さを感じます。ただ、通底している、社会と個人の軋轢みたいな主題は変わらぬとも言えます。犯罪物語は汎くそうですよね。 3つ読んだ感じ、個人的には、照柿と、ジョーカーがとても好きでした。 ▼結局この小説では主人公たちはストレスフルでブラックな社会の中で、「普通」を演じきれなくなってしまいます。 解説では「罪と罰」になぞらえていましたが、芥川龍之介のこんな言葉も、たしかあったはず。 <世界は狂人のオリンピックだ。狂って参加しないなら、競技から降りるしかない(自死?)> ※うろ覚えなんですが。侏儒の言葉だったかと。
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