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わが悲しき娼婦たちの思い出
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 2006/09/30 |
| JAN | 9784105090173 |
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わが悲しき娼婦たちの思い出
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商品レビュー
3.8
53件のお客様レビュー
作品紹介・あらすじ 満九十歳を迎える記念すべき一夜を、処女と淫らに過ごしたい! これまでの幾年月を、表向きは平凡な独り者で通してきたその男、実は往年、夜の巷の猛者として鳴らした、もう一つの顔を持っていた。かくて昔なじみの娼家の女主人が取り持った、十四歳の少女との成り行きは……。...
作品紹介・あらすじ 満九十歳を迎える記念すべき一夜を、処女と淫らに過ごしたい! これまでの幾年月を、表向きは平凡な独り者で通してきたその男、実は往年、夜の巷の猛者として鳴らした、もう一つの顔を持っていた。かくて昔なじみの娼家の女主人が取り持った、十四歳の少女との成り行きは……。悲しくも心温まる、波乱の恋の物語。二〇〇四年発表。 ***** ガルシア=マルケスの、生前に発表された最後のフィクション作品。 冒頭の1行、いきなり「満九十歳の誕生日に、うら若い処女を狂ったように愛して、自分の誕生祝にしようと考えた」とかなりエグい表現で始まる。かといって内容そのものはプラトニック。 九十歳の主人公は顔なじみの売春宿に処女を紹介して欲しいと依頼する。そして紹介されたのは14歳の処女「デルガディーナ」。 「デルガディーナ」は眠っているだけで、会話も交わさず、性的な関係も結ばないままに主人公は彼女に恋をする。しかもこれが初めての「純愛」。そこに老い、孤独、欲望、死、といったテーマが絡んでくる、といった内容。小説の中でも終始一貫して二人の間の会話はほとんどなく、最後まで結ばれることもない。それでも主人公は「デルガディーナ」に本気の恋をし、「デルガディーナ」も売春宿の女主人に言わせれば「あのこはあんたに首ったけよ」となる。 とまあ簡単に書いてしまうとこんな感じなのだけれど、なんとも掴みどころのないままに読み終えてしまった。なんでガルシア=マルケスはこれを書いたんだろう、という疑問すら湧いてしまった。ちなみに今までに読んだ彼の作品はどれも面白かった。短編集も面白く読めたし、「族長の秋」と「予告された殺人の記録」はここのレビューで4つ星と5つ星を付けている。僕の中では彼はかなり面白い作品を提供してくれる作家の一人なのだけれど、それにしてはこの「わが悲しき娼婦たちの思い出」はあまりしっくりとこない。他の方のレビューを読んでみると、とても面白かったという意見が多いのだけれど、「えー、そうなの?」と不審に思ってしまう。なんか狐につままれたような気持ちというのが正直なところ。 ラテンアメリカ文学の研究者で翻訳家でもある寺尾隆吉氏によると、晩年のガルシア=マルケスはリンパ癌を発病、文章を書くことさえままならなくなったとのこと。そういえば、この「わが悲しき娼婦たちの思い出」も話の進め方が良くいえばスピーディにほいほいと進む、悪くいえばもっときちんと深く掘り下げて書かれるべき、という場面が多かったように思える。もしかしたら書きたくても書ききれなかった状態だったのかもしれないな、と変に想像してしまった。
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強烈で有名な書き出し。よそでも散々触れられているだろうから、わざわざ書くことはしないが、まあこんなに読者を引き込む書き出しはない。琵琶法師かっていうくらい聞き耳を立てるよ。 そしてさすがのマルケスは、書き出しだけのスプリント勝負じゃない。読者を引き付けたまま、しっかりトップスピ...
強烈で有名な書き出し。よそでも散々触れられているだろうから、わざわざ書くことはしないが、まあこんなに読者を引き込む書き出しはない。琵琶法師かっていうくらい聞き耳を立てるよ。 そしてさすがのマルケスは、書き出しだけのスプリント勝負じゃない。読者を引き付けたまま、しっかりトップスピードで最後まで走り抜ける。 90を超えた老人が14歳の少女に抱く恋心。恋心なんていう日本語では吸収できない、間欠泉のように空高々に吹き出す激情。どっちが14歳なんだかわからなくなる行動。 この物語が畢竟何を伝えたいのかということを考えるのは難しい。老人が若い女に恋をすることのみっともなさを描くには、90という年齢は行き過ぎている。みっともないを遥かに超えて奇っ怪である。「そうだよね、恋するとそうなっちゃうよね」って、、、、思えない。思えないよじいさん。 終わりゆく人生を強調するための、あえての対比での14歳なのかと考えると、老人の人生、終わらないんだ。恋をすることで俄然元気になるんだ。最後はちょっとした急転直下があるけど、まあ、少なくとも枯れた人生にフォーカスを当てた物語ではない。そうすると結局、 「んもー、なんなの!こんなに好きなのにっ!!」 っていう90歳のじいさんの姿を鑑賞することがメインになる。 わかんない。要点はわからない。この物語は川端の「眠れる美女」にインスパイアされて書いたとなっており、そちらをフォローしていればもう少し理解が深まったかもしれないが、読んでないからわからない。 でもマルケス、いつものマルケス、パッションで押し切る。パッションでトップスピードのままゴールして、面白かった。結局面白かったよ。 120ページくらいしかないから、気になるのであれば是非。時間の無駄にはならない。
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始まりのグロさには驚くも最後はこれは純愛小説だと思った。ガルシア=マルケスの締めくくりはやはり100歳(年)なんだと少し安心した。
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