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アフターダーク 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 「新世界へ向かう村上小説」。英訳版が出版されるなど、海外でも人気の作品。真夜中の街に留まる少女・浅井マリと、静かに眠り続ける浅井エリ。この二人の少女を中心に物語は進められてゆく。読み進むうちに、散りばめられた話が徐々につながっていきます。「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」などに続く長編作。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 2006/09/14 |
| JAN | 9784062755191 |

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商品レビュー
3.4
784件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
人々が眠りにつき、世の中が静まり返る時間に起きていること。それだけでどこか美しさのようなものを感じた。静けさの中にある一人一人の感情は、昼間を生きる人たちよりも濃く、人生の色がより鮮明に感じられるように思えた。 物語は全体的に淡々としていて、読んでいると真っ白で何もない部屋の中に閉じ込められているような、不思議な感覚にもなった。 作中にはさまざまな音楽も登場し、実際に曲を聴きながら読み進めた。タイトルの「アフターダーク」は日没後、暗くなってからという意味で、ジャズの曲に由来していることもこの作品を通して初めて知った。 読んでいるあいだ、ずっと「よく分からない」という感覚が続いていたが、その中で印象に残ったのは「欲望」というもののさまざまな形だった。ジャズはもともと性的な意味合いを持つと言われているが、この作中でも性的な欲望に関する描写が印象に残った。それもまた、夜という時間の持つ雰囲気とどこか重なっているように感じた。 また、姉妹の関係も印象に残った。お互いに思うことがありながら、それを言葉にすることはなく、距離だけが少しずつ開いていく。それでもどこかで互いを想っているような、そんな関係が感じられた。私自身にも優秀な姉がいるので、どこか自分と重ねて読んでしまう部分もあった。 特に印象に残った言葉がある。 「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとっては別にどうでもええことみたい。」 どんな記憶も、人が折れずに生きていくための燃料になる。そんなふうに考えたことは今までなかった。自分を作り、自分を自分として存在させてくれる記憶は、自分を強くも弱くもさせる。とても大切なものなのだと感じた。
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深夜0時から夜明けまでの数時間の出来事を切り取った小説。眠り続ける姉・エリと、深夜の街を過ごす妹・マリのそれぞれの視点が描かれる。最後まで謎が明かされない顔のない男、娼婦オーナーの中国人男の脅迫発言、意味が明かされない内容が相変わらず多い。 ていうのも村上春樹はよく「物語は読者の中で完成するもの」って言ってるらしい。普段から物語の行く末を与えられてるものを見たり読んだりしすぎて、結末とかスッキリさを求める自分がいるけど、自分から物語の先を想像したり作り出したりする力って、情報社会の中で大事なのかなーって思ったり。
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村上春樹は調子が良い時に読むと「んだよ相変わらずシけてんな〜おい笑笑」となるが、調子が悪い時に読むと自分の存在意義まで考えてしまうから良くない。もはや小説を読むことよりも、それを読んだという事実ほしさに読んでいる気もする。この作品で感想文を書けと言われても、正直何も覚えていない。...
村上春樹は調子が良い時に読むと「んだよ相変わらずシけてんな〜おい笑笑」となるが、調子が悪い時に読むと自分の存在意義まで考えてしまうから良くない。もはや小説を読むことよりも、それを読んだという事実ほしさに読んでいる気もする。この作品で感想文を書けと言われても、正直何も覚えていない。名前は相変わらず秀逸。女性にコオロギとつけるネーミングセンス。
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