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アフターダーク の商品レビュー

3.4

788件のお客様レビュー

  1. 5つ

    80

  2. 4つ

    233

  3. 3つ

    279

  4. 2つ

    91

  5. 1つ

    20

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2026/04/19

う~む 面白かった! 一夜だけの内容だけども 視点を変えることによっていろいろな夜があり それが何らかの形で交差している。 自己だけでは捉えられないものが。 何となくもやの残る感じだけれども きらいじゃないです。

Posted byブクログ

2026/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夜における時間感覚や人間の表裏の存在を一冊にまとめている作品だと感じた。 伝えたいことを一人の人物が語るのではなく、メタファーを混ぜつつ複数人の言葉や行動で読み手に語りかけてくる作品構造は村上春樹らしい作品であったと感じた。 想像の余地が大きく残されており、お姉さんがどうして長い眠りについているのかを妹と周りの関係や客観的視点から読み取っていく工程がこの本の主な軸となっており、おもしろい。夜の不気味さを感じながらゆっくり読んでいくことで、社会にある光と闇を感じながら読むことができ、是非とも1日が終わりかける夜の時間から読み始めることをおすすめしたい。

Posted byブクログ

2026/03/29

村上春樹節を感じる一冊だった。中国人の娼婦や浅井エリの様態など、補完されない点が多く、作品のなかで伏線を回収しきって欲しい私としては、とてももどかしい終わり方だった。これは、どのジャンルにもとらわれないパルプフィクションのような作品だと思った。

Posted byブクログ

2026/03/22

息子へ 村上春樹の小説。 坂本の本棚から譲り受けた本。 読んだのは、お父さんなのか、お姉さんなのか。。。 この本も、どこまでも村上春樹節。 村上春樹が好きなら、これもおもしろいはずだ。 まぁまぁハッピーエンドだったのが、Good。 教訓としては、 - 闇をかかえていても、生...

息子へ 村上春樹の小説。 坂本の本棚から譲り受けた本。 読んだのは、お父さんなのか、お姉さんなのか。。。 この本も、どこまでも村上春樹節。 村上春樹が好きなら、これもおもしろいはずだ。 まぁまぁハッピーエンドだったのが、Good。 教訓としては、 - 闇をかかえていても、生きるべし!

Posted byブクログ

2026/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人々が眠りにつき、世の中が静まり返る時間に起きていること。それだけでどこか美しさのようなものを感じた。静けさの中にある一人一人の感情は、昼間を生きる人たちよりも濃く、人生の色がより鮮明に感じられるように思えた。 物語は全体的に淡々としていて、読んでいると真っ白で何もない部屋の中に閉じ込められているような、不思議な感覚にもなった。 作中にはさまざまな音楽も登場し、実際に曲を聴きながら読み進めた。タイトルの「アフターダーク」は日没後、暗くなってからという意味で、ジャズの曲に由来していることもこの作品を通して初めて知った。 読んでいるあいだ、ずっと「よく分からない」という感覚が続いていたが、その中で印象に残ったのは「欲望」というもののさまざまな形だった。ジャズはもともと性的な意味合いを持つと言われているが、この作中でも性的な欲望に関する描写が印象に残った。それもまた、夜という時間の持つ雰囲気とどこか重なっているように感じた。 また、姉妹の関係も印象に残った。お互いに思うことがありながら、それを言葉にすることはなく、距離だけが少しずつ開いていく。それでもどこかで互いを想っているような、そんな関係が感じられた。私自身にも優秀な姉がいるので、どこか自分と重ねて読んでしまう部分もあった。 特に印象に残った言葉がある。 「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとっては別にどうでもええことみたい。」 どんな記憶も、人が折れずに生きていくための燃料になる。そんなふうに考えたことは今までなかった。自分を作り、自分を自分として存在させてくれる記憶は、自分を強くも弱くもさせる。とても大切なものなのだと感じた。

Posted byブクログ

2026/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

深夜0時から夜明けまでの数時間の出来事を切り取った小説。眠り続ける姉・エリと、深夜の街を過ごす妹・マリのそれぞれの視点が描かれる。最後まで謎が明かされない顔のない男、娼婦オーナーの中国人男の脅迫発言、意味が明かされない内容が相変わらず多い。 ていうのも村上春樹はよく「物語は読者の中で完成するもの」って言ってるらしい。普段から物語の行く末を与えられてるものを見たり読んだりしすぎて、結末とかスッキリさを求める自分がいるけど、自分から物語の先を想像したり作り出したりする力って、情報社会の中で大事なのかなーって思ったり。

Posted byブクログ

2026/01/29

村上春樹は調子が良い時に読むと「んだよ相変わらずシけてんな〜おい笑笑」となるが、調子が悪い時に読むと自分の存在意義まで考えてしまうから良くない。もはや小説を読むことよりも、それを読んだという事実ほしさに読んでいる気もする。この作品で感想文を書けと言われても、正直何も覚えていない。...

村上春樹は調子が良い時に読むと「んだよ相変わらずシけてんな〜おい笑笑」となるが、調子が悪い時に読むと自分の存在意義まで考えてしまうから良くない。もはや小説を読むことよりも、それを読んだという事実ほしさに読んでいる気もする。この作品で感想文を書けと言われても、正直何も覚えていない。名前は相変わらず秀逸。女性にコオロギとつけるネーミングセンス。

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2026/01/17

視点からの話が印象的だった。エリの部屋に満ちている空気、場の乱れ、静けさなどが肌で感じられるくらいリアリティをもっていた。 タカハシとマリの会話に癒されつつ、白川との温度差を感じた。 アフターダークは人の無意識の世界を書いているという河合隼雄さんの紹介を読み、「白川」もひとりの人...

視点からの話が印象的だった。エリの部屋に満ちている空気、場の乱れ、静けさなどが肌で感じられるくらいリアリティをもっていた。 タカハシとマリの会話に癒されつつ、白川との温度差を感じた。 アフターダークは人の無意識の世界を書いているという河合隼雄さんの紹介を読み、「白川」もひとりの人間の中に存在しており、誰しも部分的には逃げられないものを抱えているのだろうかと思った。 人の心のやるせなさを現実味をもって書きつつも、マリとエリの心の交流が、書かれていないストーリーの裏でしっかりと感じられ、最後のシーンはあたたかい気持ちになった。 村上春樹さんの長編にしては珍しく落ち着いた気持ちで読めた。笑

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2026/01/11

春樹史上最も謎を残したまま完結した。気がする。 たった一晩の話。深夜のようにゆっくりと流れる一冊だった。 出会ってから距離がグッと縮まる高橋と浅井マリ、暴力から逃げる人々、資本主義に組み込まれていく社会。 後半の深夜の都会の描写が素敵。 p250.人間は記憶を燃料にしながら生き...

春樹史上最も謎を残したまま完結した。気がする。 たった一晩の話。深夜のようにゆっくりと流れる一冊だった。 出会ってから距離がグッと縮まる高橋と浅井マリ、暴力から逃げる人々、資本主義に組み込まれていく社会。 後半の深夜の都会の描写が素敵。 p250.人間は記憶を燃料にしながら生きていくんやないかな

Posted byブクログ

2026/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夢のようにぼやぼやして終わった これにて村上作品長編はすべて読破。受験から解放されて突然暇になって始めた読書、はじめに読んだ村上作品は海辺のカフカで、ごちゃごちゃだった複数の話が最後一つに収斂していく美しさにあっという間に心奪われた。 受験期に塾の先生に言われた「いい小説には無駄な表現がない」という言葉が私の読書を捗らせてくれた。 大学に入って特に勉強もせず、誇るところのないような私の生活に、読書は意味を与えてくれた。 二年前、村上作品長編を全て読むという目標を掲げてこの二年間ほぼ村上作品のみを読んできました。一つの作家をこんなにも好きになる経験は滅多にできないと思います。村上春樹さんありがとうございました。 アフターダークの感想じゃなくて申し訳ないけれど、私の村上春樹長編の旅、これにておわり

Posted byブクログ