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カント全集(18) 諸学部の争い・遺稿集
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カント全集(18) 諸学部の争い・遺稿集

イマヌエル・カント(著者), 角忍(訳者), 竹山重光(訳者), 久保光志(訳者), 北尾宏之(訳者), 遠山義孝(訳者), 樽井正義(訳者), 池尾恭一(訳者), 宮島光志(訳者)

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カント全集(18) 諸学部の争い・遺稿集

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商品詳細

内容紹介 内容:諸学部の争い 角忍,竹山重光訳. 『美と崇高の感情にかんする観察』への覚え書き 久保光志訳. 『理論と実践』準備原稿 北尾宏之訳. 『永遠平和のために』準備原稿 遠山義孝訳. 『人倫の形而上学』準備原稿 樽井正義,池尾恭一訳. 『諸学部の争い』準備原稿 角忍訳. 『自然地理学』補遺 宮島光志訳
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2002/11/26
JAN 9784000923583

カント全集(18)

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2013/10/08

最晩年に発表された『諸学部の争い』と、「『美と崇高の感情にかんする観察』への覚書」などの遺稿を収録している。『諸学部の争い』では、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世により命令された宗教関係の出版差し止めを、国王が死んだ今となっては無効であると宣言する(!)ことから本文が始まる。出版の...

最晩年に発表された『諸学部の争い』と、「『美と崇高の感情にかんする観察』への覚書」などの遺稿を収録している。『諸学部の争い』では、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世により命令された宗教関係の出版差し止めを、国王が死んだ今となっては無効であると宣言する(!)ことから本文が始まる。出版の自由を取り戻したカントは、自らの立場であるところの哲学と他の諸学(神学・法学・医学)がいかなる関係に立つかについて筆を揮う。基本的な主張は、『永遠平和論』でも言われていたように、哲学は諸学の道先案内人であるというものである。したがって、哲学はまさに基礎付ける学問という意味を他の諸学に対して持っているとされる。もちろん具体的な内容はこうした学問どうしの関係への考察にとどまらず、人類の進歩やカント自身の生活体験に基づく哲学的療養の提唱(!)など、多岐にわたっている。

Posted by ブクログ

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