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二つ枕 ちくま文庫
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二つ枕 ちくま文庫

杉浦日向子(著者)

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二つ枕 ちくま文庫

定価 ¥704

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1997/12/06
JAN 9784480033345

二つ枕

¥385

商品レビュー

4

15件のお客様レビュー

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2026/03/16

同著者の『百日紅』がおもしろくてこちらへ。江戸時代の庶民を描いた漫画が面白くて続けてこの本を手に取ったのだが、こちらは舞台を江戸時代の遊郭に絞り込み、より忠実な描写になっているようだ。初期の作品のためか、まるで浮世絵を動かしたようで絵柄に固さがみられる。漫画を描こうとして吉原に題...

同著者の『百日紅』がおもしろくてこちらへ。江戸時代の庶民を描いた漫画が面白くて続けてこの本を手に取ったのだが、こちらは舞台を江戸時代の遊郭に絞り込み、より忠実な描写になっているようだ。初期の作品のためか、まるで浮世絵を動かしたようで絵柄に固さがみられる。漫画を描こうとして吉原に題材をとったというより、浮世絵に描かれている人物を想像で動かしたらこうなったということか。『百日紅』はもう少しコミカルに描かれており、全体的にこなれ感がある。解説が北方謙三なのは意外。

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2025/05/18

『ふたつまくら』を読んで、日本って昔は驚くほど性におおらかな国だったんだなぁと感じた。 今とは価値観が全く違うというか、同じ国とは思えないけれど、そこがまた面白い! 物語では、吉原の遊女と客たちの日常が、切なさ、艶っぽさ、ユーモアを交えて描かれているとても粋な作品。 来世を...

『ふたつまくら』を読んで、日本って昔は驚くほど性におおらかな国だったんだなぁと感じた。 今とは価値観が全く違うというか、同じ国とは思えないけれど、そこがまた面白い! 物語では、吉原の遊女と客たちの日常が、切なさ、艶っぽさ、ユーモアを交えて描かれているとても粋な作品。 来世を約束した男に待ちぼうけをくらう遊女、 叔父に騙されてきた、初めての遊郭に戸惑う少年、 将来を語りたがる遊女をうまくかわす男、 棟梁をぶん殴って、やけくそで吉原にきた男、 一晩で5人の客を相手に走り回る遊女……。 遊女と客のやりとりから、遊女たちの暮らしや江戸の町や生活の様子、遊郭の建物の内部までが伝わってきて江戸の遊郭に実際に行った気分になる。 着物の柄やかんざし、髪の結い方、湯呑み、タバコ、灰皿、屏風、火鉢、伽耶などの小物から、壁や襖の模様や部屋割りの建物内の細部までも描かれていて、「へぇ〜」の連続。 部屋の広さも意外で、隣の話し声が聞こえるほど近くに並んでいたなんて、初めて知った。 この細部にわたるリアルさが、江戸へと連れていってくれるんだなぁ。

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2024/09/19

121冊目『二つ枕』(杉浦日向子 著、1997年12月、筑摩書房) 表題作4話の他、短編6作を併録。吉原を舞台にした性と情の物語が集う。 どの作品も男女の心情の機微が詩的かつ的確に描かれており、そのあまりの巧さについ声が漏れてしまった。 まるで見てきたかのようなリアリティのある廓...

121冊目『二つ枕』(杉浦日向子 著、1997年12月、筑摩書房) 表題作4話の他、短編6作を併録。吉原を舞台にした性と情の物語が集う。 どの作品も男女の心情の機微が詩的かつ的確に描かれており、そのあまりの巧さについ声が漏れてしまった。 まるで見てきたかのようなリアリティのある廓内の描写も見事。圧倒的な漫画の才と、江戸文化に対する溢れる愛情、そして勉強/調査の量。どれをとっても一級品。「天才」、それしか彼女を評する言葉が見つからない。 北方謙三による解説も収録。 〈………… 聞かせ なんし。〉

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