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孤独な心 淋しい孤独感から明るい孤独感へ セレクション社会心理学11
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | サイエンス社 |
| 発売年月日 | 1999/04/25 |
| JAN | 9784781909127 |
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孤独な心
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商品レビュー
4.5
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※このレビューにはネタバレを含みます
孤独感についての本というより、研究者・落合良行についての本。 研究との向き合い方や、調査(方法や結果)に対する姿勢など、研究者としてとても勉強になった。 【学んだこと】 質的研究と量的研究は一体となって然るべきだ。何かについて本当に詳しく知りたいとき、両方とも欠くことはできない。 研究(何かを論理的に突き詰めていく)には、物事を追究する際の自分のフレームみたいものを持っておいた方が、指針を与えてくれそうだ。哲学者や論理学者から学べそうなので、そういった本も読んでいこう。たしか、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の新井先生もそんなことを書いていたな。ただ、そうしたフレームを持つということは、自身にとって指針にもなり、檻にもなるだろうから、常に達観した視点も持っていたい(言うは易し、行うは難し、然し挑むべし)。 因子分析においては、説明率が50%ということは、残りの50%は説明できていないわけだが、この残りの50%については、"これを説明する主たる因子はない"という考え方に基づいているらしい。ただ、それは確証せず、さらなる可能性も模索することで、新たな因子を発見する可能性もあろう。 カウンセリングにおいて、主訴が問題の本質ではないことはよくあること。らしい。なるほど。その視点を常に持っておこう。 【TO DO】 調査を行うときは、できるだけ自分で現場に足を運んで、調査実施時の状況(空気感や調査協力者の様子など)を把握しようと思う。それは間違いなく分析や結果の解釈にも影響してくるし、そういった学びを得ないと、研究者として調査方法を改善・向上させていくことはできないだろう。 知的好奇心によるものだけでなく、いつか、自分自身の問題についても、研究者として取り組んでみたい。筆者曰く、「比べものにならない凄さと手応え」があるみたいだから。 自分の研究がどのように整理できるのか、どのような体系となっているのか、メタ的に整理(図表化)することで思考や道筋がスッキリしそうだ。
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孤独感とは何なのか。感覚という漠然とした基準の設けにくいものを 分析してその本質を探ろうとした研究をまとめた1冊。 日常の中でよく感じるものだが、この本を読んで多くの新たな気づきあった。 孤独の質は年をとるごとに変化し、青年期には目標を達成できないことで 劣等感にも似た孤独感を感...
孤独感とは何なのか。感覚という漠然とした基準の設けにくいものを 分析してその本質を探ろうとした研究をまとめた1冊。 日常の中でよく感じるものだが、この本を読んで多くの新たな気づきあった。 孤独の質は年をとるごとに変化し、青年期には目標を達成できないことで 劣等感にも似た孤独感を感じること。 誰も自分にはとって代われないという個別性への気づきと それでも他人は理解しあえるという姿勢が「明るい孤独感」の基になること。 そして何より、こういった孤独感の境地に成人前ですら 6割以上の人が達していることに最も驚いた。 他人とは理解し合えないと意地を張ったり、完璧で理想的な理解者を求める人は それぞれ全体の1割ほどに過ぎないというのだ。 身近すぎて、分かったつもりでも実は理解しきれていない孤独感。 その本質を知り、さらには自分を理解することにもつながる内容だった。
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青年心理学を専門とする著者が、「孤独」について研究してきた結果をまとめた本です。孤独とひと言でいっても、その本質は?人と人との関わり方に悩む人には、おすすめの一冊です。
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